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2011年5月12日木曜日

銀行のテレビ視聴に学ぶ

 一日が終わりを迎えようとしている中、どうにも怒りが収まらないことが一つ。5/12、14時過ぎ、阪急石橋駅近くの泉州池田銀行石橋支店内の天吊りテレビを路上から見ていたら「何かご用ですか?」と。原子力発電所に関する官房長官会見を伝えていたNHKニュースが放映されていたので、その字幕を見ていたのだった。
 「ずっと店の前に立っていたから、不審者のように思って」と、泉州池田銀行石橋支店に勤務している方は私に声をかけてきた。私が上記のことを伝えると、「なんだ、そうだったのか」と、エヘラエヘラした態度に変わった。いったい何なんだ。見えるところから見えるものを見ていたら、それは不審者なのか。
 名札で名前も確認させていただいた。しかし、私はあなたが本当にその支店に勤務する銀行員の方かどうか、調べつくしてはいない。しかし、ノーネクタイの半袖のシャツで、路上から店内の方にまなざしを向けていた私を腫れ物のように扱ったあなたよ。あなたのその行為は正しかったかのかもしれないが、その態度と、立ち居振る舞いは適切だったのか?
 人は見かけで判断してはいけないのかもしれない。しかし、ジャケットにネクタイを締め、一定の服装をしていた輩に、単刀直入に不審者呼ばわりをしてくるあなたは、一体何なんだ。一つ言えることは、私は今日、地域コミュニケーションのことを議論しに大阪大学に向かう途上で、コミュニケーションデザインにまつわる実践的な学びを得た、ということである。その学びとは、職務への忠実と誠実さが異なること、また忠実さが先入観を植え付け、誠実さのなさが想像力を減衰させるのではないか、ということである。

至らない人間であることが恥ずかしいが、どうにも、その対応に怒りを禁じなかった。