ブログ内検索

2026年2月2日月曜日

請われれば一差し舞える人物に

今日は午前中に立命館大学地域健康社会学研究センターの研究会でした。話題提供は明治国際医療大学看護学部の大倉和子先生でした。テーマは「保健師の実践知の継承ー災害時の保健活動にふれながら」 で、長年にわたる保健師としてのご経験のもと、コロナ禍に大学院に進学して展開した実践的研究の内容が報告されました。西日本豪雨災害での保健師の皆さんの取り組み、日本看護系大学協議会の災害支援対策委員会による2023年度「災害に関するアンケート調査」(https://doi.org/10.32283/rep.746f53af)の結果概要報告、さらには保健師の皆さんが地域活動を積み重ねた後に多様な関係構築が図られることで中堅から熟達を遂げてマネジメント能力を獲得していくという成長プロセスの解説など、多岐にわたるものでした。

研究会の後には、国立民族学博物館に向かいました。1月22日に続いての訪問ですが、今日は私も図書室まで入りました。立命館大学は国立民族学博物館のキャンパスメンバーズ(https://www.senri-f.or.jp/minpaku_associates/about/campus_members/)となっているため、展示の無料観覧ができるものの、図書室に行くときには1階の受付で「来客」としてのカードを発行いただきます。また、そもそも国立民族学博物館は万博記念公園の有料区域内にあるため、ゲートの有人窓口で大学のID(学生は学生証、教職員は教職員証)で渡される「公園通行証」を首にかけて入らねばなりません。


公園通行証・教職員証・来客証、これら3つを携えながら、国立民族学博物館の図書室では初代館長である梅棹忠夫先生の業績に触れさせていただきました。私が担当する立命館大学教養C群科目「現代社会のフィールドワーク」では、授業の最後回(2024年度までは第15回、2025年度からは第14回)で2008年3月23日に放送されたNHK教育テレビ(当時)のETV 特集「フィールドへ! 異文化の知を拓く~国立民族学博物館の30年~」(https://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2008/0323.html)の内容から、フィールドワークの特徴について紹介しています。この番組では鷲田清一先生も出演されており、「深く付き合うほど、交われば交わるほど、お互いのあいだの差異がもう細部にわたって際だってきて、あれ、同じものを見ているのに、あるいは同じ場所にいるのに、この人、こんな風に感じるのか」という具合になるのが異文化理解を深めるということ、と語っておられます。

その後、夕方にはこの夏の大船渡での「盛町灯ろう七夕まつり」への立命館大学の関わりについて、令和7年度の実行委員会の皆さんとやりとりすることになりました。2012年から継続して関わってきたお祭りですが、来年度は私が学外研究のため、業務で携わることができません。2017年度にデンマークでの学外研究を担った際には、サービスラーニングセンター内での調整ができたのですが、来年度はそれがままならず、相当の工夫を重ねなければなりません。グループLINEにて即座にお返事をいただいた内容を見返す中で、震災直後にTwitterで目にした2011年3月24日に開催された大阪大学の「平成22年度卒業式・学位記授与式 総長式辞」(https://www.osaka-u.ac.jp/ja/guide/president/files/h23_shikiji.pdf)のことを思い出し、さらに、その中で梅棹先生の遺された「請われれば一差し舞える人物に」と紹介されていることを改めて確認し、こんな私でもできる最大限の貢献をしようという衝動に駆られました。

0 件のコメント:

コメントを投稿