京都の風物詩、祇園祭の中をとおっての帰宅でした。ちょうど、住処は祇園祭とは関係のない西陣、職場は京都が京(みやこ)であったときには京都でなかった京都駅付近ということで、長年祇園祭とはあまりなじみのない生活を送ってきたのですが、今年はたまたま夜の風景を堪能することができました。赤色灯を持っている警察官の方も、僕がデジタルカメラを構えるとスッと横に移動していただき、観光客など観衆への配慮もなされながら、ある意味観光化したお祭りになっているのだという実感を抱きました。とはいえ、こんな日に鉾町(ほこまち・ほこちょう:提灯が飾られた山車を持っている町内のこと)の近くで研究会をやるというのも、京都の町中のひとから見るとなかなかすごいことなのだろうな、と感じた一日でした。