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2013年1月18日金曜日

と(and)/か(or)

作業か睡眠か、この選択肢に悩まされることが多い。専ら、移動の多い生活をしていることもあって、移動中もまた、移動先や移動元での案件の整理の時間に充てられることが多い。ただ、作業にしても睡眠にしても、座れなければ選択肢として成立しがたい。だからこそ、仕事が立て込んでいるときには、どの車両に乗るかに、ちょっとした緊張感をもって、ホームから狙いを定めている。

ただ、電車の座席は個人で専有できるものではない。そのため、混雑した車内でパソコンのキーボードをペチペチと叩くのは控えるようにしている。逆に、ヘッドホンから音漏れの激しい状態で音楽を楽しんでいる人が近くにいる場合には、言いようのない苛立ちに駆り立てられることもある。自分の集中力が足りないのだろうが、そんなときには決まって車窓からの風景を楽しむようにしている。

ちなみに、TwitterやFacebookに写真を投稿するのは、車窓からの眺めだけでなく、まちを歩くときにも、できるだけ風景を楽しもうとしているためでもある。よって、投稿が(風景を楽しむ)手段か、(投稿によって得られる反応が)目的か、と問われると、専ら前者だ、と思っている。それでも、リツイートや「いいね!」などで反応が得られると、ちょっとだけうれしい。ただ、このブログも含めて、別に反応がなければ続けない、というつもりはない。

何かと欲張りなのか、「か」よりも「と」の方が好きだ。今風に言えば「ガソリンと電気」といった具合に、「ハイブリッド」である方が、いわゆる相乗効果を楽しめ、さらに物事の奥深さが広がる気がしている。とまあ、そんなことを本日(残念ながらモンテ・カセム先生の最終講義を聴講できなかったのだが)、京都市ユースサービス協会にて、立命館大学サービスラーニングセンターによる教養教育科目の今年度分の振り返りと来年度分の意見交換に伺った折、「サービスラーニングとインターン」について深める中、考えていた。個人による業務への従事により個々人の成果を重視するインターンに対して、個々の役割が明確となってチームになりチームでの活動を通じてもたらされる成果が重視されるサービスラーニング、それはちょうど、個人の手配旅行とエコツアーのような違いがあり、そうなると「と」ではなく「も」であったり、あるいはあえて「か」で繋いで、選択肢の中から選び抜くことも必要そうだ、などと、家路につく座れなかった電車の中で考えたのであった。