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2014年1月2日木曜日

あるもの活かし、高くつく…

12月26日から、AppleのLightningケーブルがないまま過ごしてきた。通常はないと困るものなのだが、年末年始ということもあって、ないままで過ごせてきた。用途はiPad miniの充電と同期である。そのケーブルは、12月25日から26日にかけて、應典院にて開催された24時間トーク「如是我聞」の際、2階ロビー「気づきの広場」で充電した際そのまま放ってしまったところ、どこかに紛れてしまった。

1994年からApple社の製品を愛してやまない私だが、実はLightningケーブルは1本しか持っていなかった。それはSteve Jobsを敬ってきたこともあり、ポストJobs時代の製品をほとんど持っていないためである。ノートパソコンも未だにMagsafe 2が採用されたパソコンは持っておらず、日常的に用いている端末はMacBook Airの2010年モデルであり、OSもバージョン10.6(Snow Leopard)だったりする。だからこそ、1本しかないケーブルがなくなって以来、iPad miniは鞄の肥やしとしての石板(slate)となっていた。

そんな私にとって、紛失したケーブルの捜索よりも、唯一のケーブルの「代わり」をどうするかが難題である。まずはiPad miniについていた純正のものを順当に購入するか、それとも別のものにするかの選択が迫られる。別のものにするなら、今使っている携帯電話が以前も使っていたモトローラの3G端末(V3xx、日本ではM702isとしてNTT DoCoMo仕様にされて販売)のため、1本で複数の用途に使えるようにするかどうかの選択が迫られる。人生とは選択と決断とが頻繁に反復することを再認識させられる。

結果として、以前のApple社が採用してきた30ピンのDockコネクタをLightningに変換するコネクタを購入することにした。気づけば複数台のiPod、iPhone、iPadを購入してきたため、手元に多くのDockケーブルがあるためである。ところがこの変換アダプタは、ケーブルを買うよりも高くつく。なんとも、古いものを大切にするということはお金がかかるものだ、と、朝に注文して夜に届くという流通環境への驚きと共に感じ入るところである。