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2017年9月26日火曜日

目に見えにくいものの

日本にいるときと大きく異なることとして、昼ご飯を自宅で食べる機会が多いことが挙げられる。もっと言えば3食、家で食べることもある。さらに言えば、家から一歩も出ないさえ珍しいことではない。大学の構内に住んでいるため、人文科学部の基本棟まで5分もかからないが、オールボー大学のスタッフIDを発行してもらえているため、調べものの多くは自宅のパソコンからできることが大きな理由である。

そうした中、今日の昼ご飯は一人分だけ、自分で用意することになった。妻は外でランチのためであった。デンマークに来て半年、仲良くさせていただく方もでき、有り難いことである。ささやかなシングルライフの中、手を伸ばしたのは、5月にStudio-Lの皆さんが来られた際2回ヒアリングをご一緒した後、日本からのおみやげとしていただいたバターチキンカレーであった。

そうして一人で過ごす時間が長かった今日は、月末に提出が求められている学外研究の中間報告書の執筆準備をした。あわせて、少しずつ進めているパソコン内のファイルの整理も行った。特に重複ファイルの検出が捗りつつある。あわせて「整理」という名を付けたフォルダの中に入れたままとなっているファイルたちも、徐々に所定の位置に収められ始めてきている。

これらの作業は、画面を見ている者にとっては大きな変化を感じることができるものの、それ以外の人にとっては全く実感がわかないだろう。何より、ファイル検索の機能が向上したため、パソコン内のファイルはそんなにきめ細かく整理しなくてもいいのではないか、という意見もあろう。それでも、かつてDIMEという雑誌の連載で知った山根一眞氏による「デジタル袋ファイル」という考えのもと整理をしてきていたゆえ、中途半端なままとなっているモヤモヤが晴れていく可能性があることがありがたい。ただ、せっかく一人で過ごした時間だからこそ、目に見える部分を整理・整頓して、帰宅したとき妻に喜んでもらうといった気の配り方もできればよかったなと気持ちを整理して、後の祭りである。