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2018年3月24日土曜日

来た道を辿って

家の荷物の整理を続けている。この間、何度か一時帰国したこともあって、少しずつ不要なものを減らしてきた。「ただ移動をさせているだけ」という妻の指摘は、実に的を射たものである。それでも、絶対的な量は減っている。

1年間、デンマークで暮らす中で、最も減ったものはDVDのメディアである。ハードディスクが今ほど大容量でない時代、バックアップをDVDに焼いてきた。そこで1年間の滞在にあたり、未整理だった大量のDVDたちを持ってきた。クラウドサービスも充実してきたことも相まって、だいぶ整理ができたように思う。

また、日本からの出国時に比べて、大幅に減ったのが、服と食材である。季節感を見誤って持って来たものは既に日本に持ち帰った。また、硬水による洗濯で痛んだものは見切りをつけて処分し、まだまだ使用に耐えられるものの一部は寄付に充てることにした。一方、服とは勝手が異なり、食については食べることによって自ずと減っていた。

そのため、今日は出国時に日本から送った際のダンボールを処分した。もしも、帰国時にデンマークから発送するなら、と取っておいたのであった。改めてその発送ラベルを見てみると、私たちが出国した日にアムステルダムまでは同じ便(KL0868)で、その後はコペンハーゲンまで空路(KL1139)、そこからは陸路で来たらしい。なんとも、懐かしくも、やや遠い記憶になっているのは、それだけ1年間の滞在の思い出が深いからだろう。