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2018年3月28日水曜日

SkyTeamというアライアンスに

昨日、18時20分にオールボーを発ち、アムステルダムで乗り換えて、ソウルのインチョンにやってきた。オールボー空港からはいくつかのまちへ定期便が出ている。中でも、1日数便が飛んでいるのは、コペンハーゲン、アムステルダム、そしてオスロが挙げられる。そのため、日本に向かうには、コペンハーゲンかアムステルダムを選ぶのが順当である。

今回は片道でのチケットということもあって、どの航空会社でも往復の運賃に比べて高価となってしまう。そこで、学生時代から貯めてきたマイルを効果的に使って帰ることにした。夫婦そろって今はなきノースウェスト航空での無期限有効のマイルが残っていたため、デルタ航空に移管されたマイルでチケットを購入したのである。そのため、スターアライアンス系のSASによるコペンハーゲン便ではなく、デルタ航空も加盟するスカイチーム系のKLMによるアムステルダム経由となった。

ところが、マイルを使用して安価で抑えた分、その他の部分でしわ寄せがなされてしまった。まず、事前にアサインしたはずの座席がリセットされ、さらにはスルーチェックインができず、いったん韓国で入国手続きが必要になってしまった。そのために、オールボー空港で購入したアクアビット(お酒)が、インチョン空港で没収されてしまった。トランジットの際に、預け荷物に移すのを失念してしまったため、いくら制限区域内の免税店で購入していたとしても、いったん制限区域外を出てからの搭乗手続きでは、100ml以下の液体物の持ち込み規制に引っかかってしまったのである。

「これくらい、いいじゃないか!」という思いは、厳格に仕事をする職員にとっては単に不当な主張にしかならない。アクアビットを回収されて消沈する私たちの横で、キムチを没収された日本人のツアー客の方が、添乗員の方に「1,300円弁償しろ!」と、物凄い剣幕で迫り、無言で財布からお金を渡している様子を目にした。その振る舞いを他山の石として、笑顔を絶やさずに過ごしていきたいと思うのであった。一方で、作り笑顔は必ずしも心地よい印象をもたらさないだろう、ということも思う移動を重ね、21時半過ぎ、無事に関西空港に到着した。