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2008年12月29日月曜日

iPhone

 今年一番の買い物は、iPhoneだったかもしれない。言うまでもなく、値段で、という意味ではない。結婚にあたっての衣装や旅行などは、iPhone何台分にあたるだろうか。とはいえ、それぞれに、お金の大小には代え難い、魅力や価値がある。

 とりわけ、iPhoneの何が一番かというと、ライフスタイルやワークスタイルが、この近年希に見るくらい変化したためである。その要因は、手の中にインターネットの世界が埋め込まれている、という点にある。無論、これまでも、NTTパーソナルの時代から、PHSで通信環境を整えてきたし、携帯電話はM1000というビジネスFOMA第一世代機から使ってきた。しかし、iPhoneほど、ただ「できる」だけでなく、何の気なしに通信を「する」ことを楽しませてくれた端末はなく、さらには活用「したい」と思わせる仕掛けを喜ぶことができるものはなかった。

 iPhoneが最も画期的なのは、単なる携帯電話の枠ではなく、携帯情報ビューワーとして最適化されているところにある、そう捉えている。すなわち、文字入力等もできるのだが、それ以上に、インターネットを通じて情報を吸い出し、目の前に表現してくれるという端末だ、ということだ。事実、私はこの12月から、職場・個人の全てのメールを、ほぼiPhoneで確認するようにしている。その他、電車の時刻などの確認等も、すべてiPhoneだ。

 ただ、不便なこともある。まず、1994年12月から使ってきたNTT DoCoMoでは困らなかった「圏外」に遭遇することが圧倒的に増えており、その最たる場所が自宅(の寝室)なのだ。その他、電池の持ちの問題などもあるが、それ以上に不便なのは、それだけiPhoneの使用がライフスタイルとワークスタイルに根付いているため、忘れた時に、情報から、また電話環境を失ってしまう、ということだ。実際、今日も演劇鑑賞等に出かけたのであるが、途中、住職からメールが送られており、お会いしてから「メールを送ったけど」と言われる始末であった……。







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