http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090110ddlk27040351000c.html
取材をいただいたのは、昨日も触れたとおりに、新潟県小千谷市(旧・川口町)の塩谷地区の「超日常」を撮影した映像上映の企画についてである。大阪でアーツカウンシルをつくる会などで縁が深くなったremoの甲斐賢治さんたちによって、減災を考える「映像ドリル」に仕上がった。テレビ番組の映像に慣れた人々にとっては、今回の映像は「あまりに説明的でない」ため、大いなる戸惑いを抱くのではないか、と感じている。しかしながら、上記の記事において見事にまとめていただているように、「特別なことは何も起こらない」からこそ、「新潟県中越地震被災地の現在の風景から、自分たちの日常や、地震という非日常に思いをはせる」ことに、真摯な姿勢を持っていただければ、と願っている。
上映させていただいている映像は12月23日、学術界における師匠、渥美公秀先生の協力によって、先述の甲斐さんによって撮影隊が組織されたことで収録することができた。また、3面のスクリーンによる効果的な展示を実現するには、ドット・アーキテクツの家成さんの創意工夫があってこそであることは言うまでもない。ここに謹んで謝意を表させていただきたく。最後に、そんなドタバタの中で準備したものの一つに、カーバイトを用いるアセチレンランプがあるのだが、それはまた、別の機会に紹介させていただくことにして、本日はそのランプにはじめて火が入ったことだけ綴っておくことにしよう。
(山口洋典)
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