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2014年9月1日月曜日

1日6食となる日

私にとっての2014年9月1日は、一日6食をいただく日となった。ストレス食いではない。日付変更線をまたいでの旅に出たのだ。出発前の日本時間での食事に加え、搭乗後に出される機内食をいただくため、合計で6食を取ることになるのである。

今回は9日に帰国という8泊9日の米国への旅だ。振り返ると、米国の本国に行くのは2002年以来になる。今年度、立命館大学研究部による研究推進プログラム(若手研究)において「悲嘆の受容と伝承の方法論に関する研究」というテーマで支援をいただいたので、そのフィールドワークとして足を向けることにした。最大の関心は、2014年4月に開館した「9.11記念館」への訪問である。そこでは、いかにして当事者による語り直しの場づくりが行われているかに視座を置くことにしている。

昔と違って、関西からのアメリカ東海岸へのアクセスはあまり良くなく、今回は成田経由の便での渡米となった。ユナイテッド航空の運行による便とあって、事情をよく知る方にとっては想像のつくように、機内食や機内サービスでは、あまり盛り上がらない。それでも、出されたものは残さずにいただく旅路である。ふとそう思ったら「太陽にほえろ!」のラガー刑事が思い浮かんでしまった。

無事にニューヨークに到着し、タイムズスクエアのホテルにチェックインした後、長い一日の最後の食事はKorean Wayにあるベジタリアン向けの韓国料理店でいただいた。案内してもらったのは大学時代の旧友で、昨年に一児の母となった奥さんである。ろうそくの灯りが置かれた掘りごたつ式のテーブルで食事を共にする中で、ニューヨークに住み、働く中で、改めて日本に寄せる思いがあることを知った。3時間ほどの再会であったが、2回目の晩餐のうちの地上編として、この4日間のニューヨーク滞在の「ツボ」(食事やオフタイムのスポット)を得ると同時に、共同での論文執筆への可能性も生まれた充実のときであった。

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