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2017年4月3日月曜日

偶然の出会いと必然の不在

今日は朝9時にオールボー大学へ向かった。受入担当のCasper Feilberg先生とのミーティングのためであった。あらかじめ、この1年の滞在期間中の予定を整理して持参したが、それらはまた、海外出張中のもう一人の受入担当教員、Mogens Jensen先生が戻ってからにしよう、ということで、ゲストIDの貸与の上で、大学の施設案内などをいただくことになった。まずは受入にあたって諸々の書類作成などをいただいたMorten Kattenhøjさんのオフィスに伺い、家の契約書などを仕上げた。

その後、博士課程の共同研究室やカフェテリアの案内の後、契約書を得たということで、住民登録をしに、市役所に向かうことにした。デンマークでは住民登録をすることで個人番号(CPR No.)が発給され、それが健康保険の適用を受ける際の証明となり、加えて、銀行口座の開設や、公共機関の電子乗車カードの作成などにも用いられる。大学でもCPRナンバーの発給により、IDやメールアドレスが作成されるとのことで、結果として、このCPRナンバーがないと何も始まらない、ということになる。少し緊張しながら市役所に向かうと、そこはリノベーションがなされた素敵なオフィスで、係の方もあたたかく、15分から20分ほどで登録が終わった。

せっかくまちに繰り出したので、買い物とランチをして戻ることにした。買い物はトースターとフレンチ式のコーヒーメーカー、ランチは中華のビュッフェにした。そして、1つ前のバス停で降り、食料品を家の近くのスーパー(昨日行ったføtexの反対方向にあるFakta)で求めたところ、帰る道すがら、先月に日本からオールボー大学にお越しのご一家にお会いした。共にウェルカムミーティングに招待をいただいていた関係で、既にメールではやりとりしてたものの、明日から学会で出張されるという予定の中、偶然にもお目にかかることができた。

ただ、帰宅後には少し悲しいお知らせに触れることになった。日本から送ったEMSの不在票が入っていたのだった。あいにく、日本と違って再配達という枠組みがなく、歩いて15分のføtexまで取りに行かねばならないのだった。ともあれ、少し独特な玄関扉の閉め方や共同使用の洗濯コーナーなどの使い方を習得することができたので、それはそれでいい一日だったと思うことにしよう。