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2018年3月13日火曜日

1年間滞在したからこそ

今日はオールボー大学にて、受け入れ担当教員の2名とリサーチミーティングとなった。2月にカリフォルニアのサンタクララ大学で共同発表して以来の、3者、顔を合わせてのミーティングである。場所はMogensの研究室にて行われた。Casperの研究室は四角のテーブルだが、Mogensの研究室は丸テーブルというのも、ささやかな好みでもあった。

ミーティングに際して、この1年間、オールボー大学で過ごした出来事をリストアップしてレジュメとして持参した。MogensとCasperおよびPBLに関わる出来事は42に及んだ。リサーチミーティングは合計19回で、そのうち3人で行ったのは11回だった。また、3人による共同発表の内容を、私が不在のあいだに検討いただいたことが1回ある。

議論は2時間に及んだ。まずは先日の学術会議の感想交流を行った。そして、その内容を踏まえた論文をどこに投稿するかについて意見交換をした。そして、今後の研究の展開可能性についてアイデアを示し合った。

結果として、5月7日、次はネットでのミーティングをしよう、ということになった。8時間の時差の中で、画面を通して対話を重ねることになるものの、「既にこれだけ一緒に会ってきたから、ネットでもいいだろう」と、Mogensが口にした。そのために、4月27日には互いに資料を提示することにした。大学から戻ると、これから半年、オールボーに滞在される方から問いかけのメールがあり、その内容に簡単に応えることができるのもまた、1年間過ごしてきたゆえんだろうと、感慨深さに浸った。