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2012年12月31日月曜日

計のために画する日

一年の計は元旦にあり、と言われる。何事も、事前の準備が大切だという諺である。ということは、今日という日は、新たな計画のためのリセッティング・ポイントに立っていることになる。大晦日は、新たな準備のための反省の機会を得る好機なのだ。

ただ、大晦日の今日が、来年を画する日となった。午前中には大阪駅で来年度の立命館大学サービスラーニングセンター科目のシラバスを、教員間で打ち合わせた。学部に所属しない教員として、立命館大学で学ぶ全ての学生に、どのようにして社会で学ぶ自己形成をもたらすことができるか、それが我々の使命である。秋に公募がかかっていたので、ご存じの方もおられるかもしれないが、来年度には1名、新たな仲間をお迎えするため、3人で相談、調整を行った。

この5年、12月31日の12時31分には、大阪市役所に集まっている。というのも、大阪市浪速区にあったフェスティバルゲートが閉鎖された2007年から、こえとことばとこころの部屋「cocoroom」の代表であり詩人の上田假奈代さんらの呼びかけで、「愛と表現のために」と掲げたパレードが開催されているためだ。趣旨は呼びかけ文を参照いただきたいのだが、少なくともここでは、言葉で想起されるであろうパレードとは全く異なる様態の行動であることを記しておこう。まだ大阪で「御堂筋パレード」があった時代に企画された、この「堺筋パレード」は、5kmほどの道のりを、静かに、ただ歩くのである。

日々、慌ただしい生活を送っているのかで、年中行事として、一つの場を大切にできる人々がいることは実に尊いと思う。これから、今年から来年を迎えるにあたっては、應典院の本寺である大蓮寺にて除夜の鐘のお手伝いである。昼間のピクニックのようなパレードとは趣向が異なるが、今年もまた、この場を楽しみにやってくる方々を迎える楽しみを覚えながら、謹んでお手伝いをさせていただくつもりだ。みなさま、どうぞ、よいお年を。