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2015年4月26日日曜日

選ぶ・選ばれる

問題には「できるか/できないか」と、「するか/しないか」の問題とある。前者は外部の要因による命題であり、後者は自らの意志の如何による。その点で言うと、ひいきのパン屋さんは後者の問題である。が、この間、なかなかひいきにできる店に出会えずにきた。

それでも、ひいきに出来そうなパン屋さんに出会え、ひいきにしようというお店に見つかった。今日もまた、散歩がてらにお邪魔した。どちらかというパン派の私なのだが、大阪に住んでいた頃にひいきにしていた谷町六丁目のgoutの品質と品揃えが素晴らしく、初登場第一位の座を揺るぎないものにしている。そんな素敵なお店も、当然のことながら、歩いて買いにいくことができる状況にはない。そこで、この間、好物の一つであるカレーパンの味に満足したこともあり、徒歩圏内にある平野神社の隣のお店をひいきにすることになろう。

ちなみに今日は統一地方選挙の後半戦である。文字にこだわるなら、選挙は戦いとして位置づけられる。夜には開票速報の番組が放映されていた。過去に1度だけ出口調査の対象となったことがあるが、ああした取材を通じて、開票直後に当選確実と出すことができる情報量と分析の知見に圧倒するところがある。

大学でシチズンシップ教育を担当していることもあって、18歳への選挙権付与の話題が気になっている。これは「できるか/できないか」の問題でもあり、「するか/しないか」の問題である。投票できる年齢については公職選挙法を改正するかどうかにかかっているが、それに伴って「20歳をもって成年にする」とされた民法4条の見直しも必然となろう。ともあれ、そもそもなぜ、選挙権と被選挙権の年齢が揃えられないのか、など、ひいきにするパン屋さんから帰る道すがら歩きながら考えながら歩いていたら、懐かしい民社党のポスター掲示板に目が向いたのであった。