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2008年1月2日水曜日

自他法界同利益 共生極楽成仏道

 新年、あけましておめでとうございます。既に、何人かの皆さんから年賀状を頂戴いたしました。ありがとうございます。私の年賀状は、まだお手元に届くのに時間がかかりそうですので、その旨ご容赦願います。

 思えば1年前、毎日ブログを更新しよう!と決意しながら途中で断念してしまいました。論文執筆のためにも、書物を読み、そこからキーフレーズを略奪しようと心掛け、試みてみたものの、あえなく挫折をしてしまいました。それでも、途中、大阪市長選挙に関わり、その際の橋爪紳也さんのことばに感銘を受け、奇跡の(?)復活を遂げました。ともあれ、アクセス数を拝見すると、更新していないときでも、更新の確認のために訪問いただけていることが、心苦しくてなりませんでした。

 そして今年、2008年、また決意新たに、文字を綴らせていただきます。昨年は「書物を」という制約条件を付してしまいましたが、それが重荷になったわけではありません。生活のリズムに組み込まれていなかったことが問題だと思いました。そこで、毎朝、前日の分を更新することにしました。朝の「おしごと」にしよう、そんな趣向です。無論、それが果たしていつまで続くのか、読んでいただいている皆さんに、来年の正月に評価をいただくことにしましょう。

 浄土宗應典院と、キリスト教主義の同志社大学との二足のわらじを履く私ですが、2年連続で、「除夜の鐘」と「修正会(しゅしょうえ)」お手伝いで、年を越しました。應典院の本寺(ほんでら)である大蓮寺の檀家さんたちと共に日常勤行式を務めるわけですが、改めて、その中にある「総願偈」のお経の意味をかみしめています。とりわけ、「自他法界同利益 共生極楽成仏道」すなわち、「私もあなたも、またわれわれが意識せずにも存在する全てのことがらとも、同じくご利益(りやく)をわかちあって、この上ない安楽の世界に共に生き、同じ道を歩んでいきます」という部分は、昨年の行いを懺悔(さんげ)し、改めて今年の誓いを立てる上で、極めて重要だと通巻した次第です。何となくですが、今年は変わります、と昨年(まで)の非礼をお詫びしつつ、年頭のご挨拶です。



総願偈



衆生無辺誓願度 煩悩無辺誓願断 法門無尽誓願知

無上菩提誓願証 自他法界同利益 共生極楽成仏道









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