久しぶりのブログ更新である。この間、全く書けなかった。書く気がしなかったわけではない。微妙な表現だが、ブログなるものを書く時間に意味を見いだせないでいた。なぜ、ブログを書くのか、そんな単純ながらに、明確の答えの出そうにない問いを自らに投げかけ、書かないことを正当化してきた。
コモンズフェスタが終わり、程なくイタリアに行った。龍谷大学の調査チームに入れていただいたのだが、これも書くことに、むしろ躊躇をしてしまう一因ともなった。日常の暮らしのリズムが全くもって乱れてしまっているなかで、わざわざ文字を綴る理由がどこにあるのか、という素朴な問いを抱いたのだ。それよりも、書く時間を誰かと話したり、呑んで騒いだり、あるいは読めていない本に目を向けたり、そうしたことに使った方がいいのではないか、などと考えてしまったのである。鬱状態、そういう言い方こそ安易だが、日々、小さな作業と、着実に対応すべき予定に向き合う中で、ブログには向き合えないままできた。
ところが本日、スピード違反で検挙された。オートバイで、59km/hで走っていたところ、制限速度が40km/hだから19km/hオーバーだという。急いでいるときにこそ、こうして止められるものだ。思えば昨年のこの時期は、自転車で激走した際に、自動車と接触して大怪我を負ってしまった。いみじくも、年度末という慌ただしい時期だからこそ、注意散漫になってはならないことを、出来事は違えど認識する時期となった。
そこで、もう一度ブログに向き合うことにした。写真は反則切符と納付書である。その後ろにあるのは、先ほど、大阪ガスの弘本さんからいただいた、新刊の刷り見本である。本のことはまた次の記事に書くことにして、再開記念の投稿を終えることにしよう。仕事も、暮らしも、無理のない安全運転で行こう、という決意を綴りつつ……。