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2018年2月8日木曜日

アプリ選び

デンマークでの暮らしでは、紙よりもデータでのやりとりの比率が圧倒的に高い。何より、デンマークでは2030年に完全キャッシュレス社会になることが決定されている。2017年1月1日には造幣局の廃止の方針が示され、新規の紙券が印刷されなくなった。そのため、今ではコインだけ外国で委託製造されているとのことである。

そうした国で過ごしている私は、日本とのやりとりを重ねる際にも、できるだけデータでやりとりましょうと投げかけるようになった。それでも紙にこだわる方からEMS(国際スピード郵便)で書類が届いたこともあった。その一方で、「では、スキャンして送ります」と判断される方もおられた。何より、多くの事務書類がパソコンで作られているために、PDF形式にして一式を送っていただく方が大半だった。

今日はある事業の審査に時間を充てた。以前であれば分厚いファイルが宅配便で届けられていたものをPDFにてお送りいただいて、その内容に目を通していった。総ページ数は458ページであった。一つひとつ目を通して、予め示された観点から点数をつけていく。

悩ましいのは、458ページのPDFをどのソフトウェアで閲覧するかの選択だった。内容に目を通して審査する上では、場合によっては感心した点や疑問を抱いた点にコメントを記入した方がいい。そうした作業のためにはパソコンよりもタブレット端末の方が都合がよい。そこで今日は、目的別にソフトを使い分け(まずはパソコンにて審査項目をまとめたスタンプを作成し、Adobe Acrobat Proによって各提案内容の表紙ページに貼り付け、それをGoodNotesで閲覧・コメント等記入、それをEvernoteに書き出して端末間で共有)、今後の業務の際にも反映できる方法を見出すことができた。