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2018年3月10日土曜日

晴れた日にルネサンス様式の石邸の地下でジャズを

オールボーに来られた方が必ずと言っていいほど、写真に収めるのが、イェンス・バング邸である。かつての豪商(Jens Bangs)が建てた石造りの建築は、確かに大通りからも目を引く。あいにく、産業の移り変わりにより、製剤薬局としての営業は2014年で終了し、その内部を見るには、ガイドツアーに参加する他はない。私と妻は運良く、10月21日のツアーに参加させていただいて、その歴史に触れることができた。

イェンス・バング邸の一端に触れる確実な方法は、地下で営業するレストラン「Duus Vinkælder」に訪れることである。伝統的なデンマーク料理と、いくつかの生ビール、またワインやスナップス(Schnaps:特にじゃがいもの蒸留酒)を味わうことができる。7月に母と伯母が訪れた際には、ランチをいただいた。また、8月に別府から来られた皆さんは、午後のカフェタイムにお連れした。

今日は東京組の方と、Duus Vinkælderにてランチをいただいた。ちなみに毎週土曜日はランチビュッフェ(frokostbuffet)の日とされている。これまで何回かチャンスがありながら、寄せていただくことが叶わなかった。しかも今回は月に1回の「朝食ジャズ」(Frokost Jazz)と重なっており、Barfoeds Jump Bandという方々の演奏と案内された。

ホームページには「電話で席の予約を」(Der kan bookes bord på tlf)と記されていることは、Google翻訳で知っていたものの、電話では心許ないと、昨日のまち歩きの中で、直接、予約をしに行った。すると「予約で満員だから、ステージから遠いところになるかもしれない」と言われてしまった。「せっかくなので、近くで聞きたい」と言うと、演奏は13時からだけど、12時に来るように、と伝えられた。その時は合点がいかなかったものの、どうやら12時に到着した順にテーブルが案内されるようで、結果としてステージかぶりつきのテーブルで、しっかりジャズと料理とお酒を楽しむことができた。