朝から若干グロッキーな一日だった。実は、前日の講義の後、3月の台湾・淡江大学と立命館大学とのプロジェクトでお世話になった国際教育推進機構の堀江未来先生と、サービスラーニングセンター科目を共に担当している共通教育推進機構の桑名恵先生との会食にお誘いをいただいていた。立命館には、こうして学部に所属せず、学部を横断した教育を担う「機構」所属の教員がいる。今回、そうした機構所属の教員どうしで、ざっくばらんに語り合おう、ということになり、多忙な先生方の「あいま」をぬって会食することになったのだ。
もともと、飲食が好きということもあるが、気心の知れた人と共に過ごす場は、普段にも増して、お酒がおいしい。昨日の場も、まさにそんなひとときであった。気付けば3人で紹興酒「孔乙己」8年熟成が2本、空いていた。そこに睡眠時間が若干短くなってしまったことも重なって、やや辛い目覚めとなってしまったのだ。
ただ、水曜日の朝は朝日カルチャーセンター中之島校にて、「English with current topics」のクラスがある。今週の教材は「Leaker's Employer Is Paid to Maintain Government Secrets」だった。記事は、元CIA職員、エドワード・スノーデン氏の雇用主に着目し、公民連携に横たわるネオ・リベラリズムについて
迫るものであった。そして、日本でも検討されているNSA(国家安全保障局)が米国において、中国へのハッキング、また同盟国へのスパイ、加えて自国民への情報収拾、極めつけはFISA(Foreign Intelligence Surveillance Act:国際情報監視法)裁判所からの承認の獲得、といった背景を知るに、なんとも、恐ろしい時代になった、と思うのであった。
ただ、今回はそんなグロッキー状態もあいまって、行きの電車の予習がままならず、どうにも英語脳が鍛えられたとは言えない気がしている。ともあれ、徐々に回復していった夕方には、以前から打診を受けていた研究プロジェクトについての「縁結び」の役割を担わせていただいた。それぞれにお忙しい方々と同席させていただき、今後の展開が楽しみである。ということで、夏以降、改めて岩手県の宮古市に通うことが増えそうな気がしている。