そんな中、昼過ぎに、千葉県の柏の葉で行われた「全国高校サッカー選手権」の3回戦、千葉県代表の市立船橋高等学校と石川県代表の星陵高等学校との試合において、星陵側の応援団の一部が地震によって駆けつけることができないことを受け、2回戦で敗退した神奈川県代表の日大藤沢高等学校などがスタンドで応援した、というニュースに触れた。もう、涙腺崩壊である。しかも日大藤沢はスタジアムに駆けつけるにあたって、星稜が黄色のユニホームであることを鑑み、茅ヶ崎市のゴミ袋を持参し、それをかぶって声援した、という。それだけではなく、次の試合のために待機している岡山県代表の岡山学芸館高等学校も応援に合流、さらには対戦相手の市立船橋からも星稜側にメガホンが貸し出された、という。
こうして文字にするだけでも感極まるものがある。素材はネットニュースであるものの、そうした行動のきっかけはSNSでの情報収集を経て、チームのメンバーで相談した結果のようである。もっとも、その他の例ではNHKの番組「魔改造の夜」に挑戦する特に若手のメンバーの振る舞いや言葉で感極まってしまうことが多いことから、単に私が遠くなった青春時代をただ懐かしんでいるだけかもしれない。とはいえ、できることをする、それを支えるスポーツマンシップ、あるいはシチズンシップに、いたく感銘を受けていることは揺るぎのない事実、と捉えている。
そんななか、夕方には新たに衝撃的なニュースを目にすることになった。羽田空港での日本航空516便と海上保安庁機の衝突事故について、である。今日は雲のほとんどない夕焼けに目が向き、自宅のベランダから関西国際空港へと向かう飛行機雲を撮影した。爆発炎上した2つの機体のうち、全ての乗員乗客が助かった日本航空516便に対し、能登での地震の救援のために新潟空港に向かおうとした海上保安庁機では5人の犠牲が出たとのこと、謹んで哀悼の意を表すると共に、助かった方々とそのご家族、さらにはご遺族の方々に、平穏な日々が送られることを願ってやまない。
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