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2017年8月6日日曜日

非日常と日常との往復の中で

福島・楢葉で朝を迎えた。今回もお世話になった「しおかぜ荘」では、少年野球の団体が泊まっているということで素泊まりでの宿泊となったが、昨晩、楢葉に新たに開店した小料理屋「結のはじまり」の閉店まで一緒に過ごした森亮太くんと偶然にも出発前に会うことになった。一緒に働いている方にくれぐれも上手く導いて欲しいとお願いし、西崎芽衣さんと合流すべく竜田駅へと向かった。そして、楢葉町役場を通して支援されている一般社団法人ならはみらいによる交流促進事業の拠点「みらいハウス」に滞在している「そよ風届け隊」の立命館大学生2名を訪ね、ここで副代表の吉村大樹くんを車に乗せ、代表の森雄一郎くんの見送りのもと、一路、岩手・大船渡へと向かった。

大船渡へと向かう間、登米の道の駅「林林館」の森の茶屋で休憩を取り、気仙沼の斉吉商店さんでお昼をいただいた。間もなく新店舗「鼎・斉吉」の開店間際だが、社長(純夫さん)と専務(和枝さん)のお二人により、いつもながら素敵なお味を堪能させていただいた(ちなみにうろ覚えながら、サンマのつみれ汁、サンマのおから和え、ナミビア産ずわい蟹のしんじょうの湯葉包み揚げ、鰹と蛸のお刺身を八木澤商店さんの醤油とポン酢で、茄子と胡瓜とミニトマトの冷製煮込み、金のさんまと土鍋ごはん、茄子と布海苔の味噌汁、わらび餅)。例によって福来旗による温かい送り出しの後、車は徳仙丈を目指し、ツリーハウスの0号、1号、そして帰りには5号を見学した。同行したメンバーのうち、災害復興支援室の久保田副室長、西崎さん、そして吉村くんはいずれのツリーハウスも全て初めて見ることとなり、それぞれに取り組んできた復興の過程では触れてこなかった種類のものと出会っていただけたと捉えている。


気仙沼から大船渡に向かう間には、陸前高田に立ち寄った。高田町の「うごく七夕」と気仙町の「けんか七夕」の前日ということもあり、まちが活気づく中、4年にわたり副市長を務めた久保田先生の案内により、4月27日に開業したばかりのショッピングモール「アバッセたかた」にお邪魔し、ササキスポーツさん、そして陸前高田市立図書館を訪れた。沿岸部でも平野部が広がる陸前高田では、嵩上げ工事が終わったこれから、まちが徐々につくられていく。図書館で行われた開館記念企画「本の福袋」など、興味深い取り組みにも目が留まり、今後の動きにもまた関心を向けていきたい。

そして陸前高田の隣、大船渡に到着すると、まずはホテル福富さんにチェックインをし、車を置いてからBRTにて盛へと向かった。ここでは今年もまた、4日から立命館大学生らが、明治大学の学生たちと共に「盛町灯ろう七夕まつり」のお手伝いにお邪魔している。途中、大船渡駅にて井上信太さんの作品(3月のマグネットアートに続いて、バードハウス100プロジェクトが展開されていた)に触れ、本部に集う立命館大学生らをねぎらった。そして大先輩の水野さん宅にてお祭りの見学と放談をさせていただいた後、3月にオープンしたショッピングモール「キャッセン大船渡」の「KAIZAN」にて、さらなる放談を重ねた。