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2017年9月16日土曜日

○○に対して××

アイルランド・ゴールウェーでの国際サービスラーニング・地域貢献学会(IARSLCE2017)、3日目である。今日も朝からアイルランド国立大学ゴールウェー校に向かった。今回は徒歩圏内ながら街中に宿を取ったので、会場へと向かう道すがら触れる景色を楽しんだ。望むらくは好天に恵まれればよかったのだが、薄曇りの天気もまた、なんだかアイルランドっぽさを醸し出している気がした。

朝から参加したのは「Case Study Panel: Faculty Development in Service-Learning and Community Engagement」という、サービス・ラーニングと地域連携の教員研修の事例紹介のセッションである。シカゴのロヨラ大学、ボストンのノースイースタン大学、オレゴン州のポートランド州立大学、インディアナ大学-パデュー大学インディアナポリス校、バージニア州のジェームズ・マディソン大学とオールド・ドミニオン大学、サンフランシスコ大学、アイダホ州のボイシ州立大学、多彩なメンバーによるセッションだった。それぞれの大学での成果が報告されていったが、端的に言えば「教員どうしが学び合うコミュニティが大切」という話に帰結していった。部屋の明るさに対するプロジェクターの暗さの性能の低さ、スクリーンの大きさに対する文字の小ささ、それに加えて矢継ぎ早に報告される米国の事例対する私の英語力の低さが、自らの現場へと引きつけていくためにはアンマッチな分科会に来てしまったように思われた。


ちなみにこの学会に参加するようになって3年目だが、これまで3日間のプログラムの最終日は午前中までとされていた。そして今回も例外ではなく、最後はランチが提供されての全体集会だった。午後か夜の便で帰国の途につくことができるように、という配慮なのだろうか。ただ、私は午後からの移動ではデンマークまで戻ることができないので、アイルランドのまちを楽しませていただくことにした。

天気が心配されたが、モハーの断崖にまで足を伸ばした。事前情報のとおり、壮観な眺望を楽しむことができた。ただ、もう少し観光客のマナーがよくなれば、と思う場面もいくつかあった。天気と時間に恵まれたなら、もう一度、ゆっくり来てみたいと思える場所であった。