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2021年1月21日木曜日

夕焼けの風景にPowerPointのテンプレートを重ねる

家から1歩も出ない1日だった。一方で、ほぼ1日中、パソコンの画面と向き合う1日でもあった。コロナ禍で授業さえもパソコンに向かって語りかけるオンライン授業が続いてきたが、その一方でパソコンでの事務作業が滞ってしまっているものがいくつかある。今日は一つずつ、それらに片を付けていった。

夕方からはZoomミーティングにて、立命館大学教養教育センターによる「2021年度教養科目授業実施に向けたオンライン相談サロン」があった。昨日に続いて2日目である。授業終了が1月19日で、2月7日がシラバス入稿締切日ということで、1月20日から1月26日まで毎日16時から17時30分まで何でも相談に対応する、という仕掛けである。春と秋にも行ったサロンなのだが、方針が明確なためなのか、あるいは相談しても自己の努力が求められると判断されているのか、昨日は5名、本日は3名という規模に止まった。

サロンが終わり、窓の外を見ると雲一つ無い夕焼け空だった。そこで先日、メンテナンスから戻ってきたレンズをつけ、南西の空を切り取った。シリアルナンバーから1987年、東西が統一されていなかった頃のドイツで製造されたものと推察される。オールドレンズと言うには時代が新しいものであるが、小さくて軽く、何よりどことなく柔らかい描写が気に入っている。

夕焼け空と稜線の風景は、いにしえのMicrosoft PowerPoint(恐らくOffice 98)のテンプレートにあった「Kyoto」のスライドをどことなく想い起こさせる。右側に五重塔が配置されたテンプレートを、学生のころにはよく使用した。その後、AppleのKeynoteが発売されると、スティーブ・ジョブズが多用していたダークグレーのグラデーションのテーマを私もまた好んで使い、すっかりごぶさたになってしまった。もっとも、Microsoft PowerPointで「Kyoto」のテーマを使っていた頃は、プロジェクターに投影するのではなく、OHPフィルムに出力して投影していたことを、今日のサロンでの対話で思い出した。



ファインダー越しに見つめた風景はもう少し明るかったものの手ぶれ防止でこの設定に
(Leica M9-p, Tele-Elmarit 90mm, f/5.7, 1/15, ISO 400)