Mayuさんからのお便りは近況の報告に加えて、新たに始めたZoomでの交流会へのお誘いだった。折しもコロナ禍が深刻化する前、約2年間運営されてきた拠点は閉じることを決め、日本語を通じた交流の場づくりを行うことで、日本の文化に関心が寄せられるようにするというプロジェクトを新たに展開し始めた、という。そこで、隔週ペースで土曜日の昼下がりに交流会をするので参加しませんか、との投げかけだった。Mayuさんは語学が堪能ということもあり、現地で日本語の教師などもされていたため、その生徒さんたちとの交流を、というお誘いだった。
ふと、オールボーで過ごした時間が懐かしくなり、いくつかインターネット上での記事を検索してみた。すると、私たち夫妻が去った後でオールボー大学に客員研究員として着任された龍谷大学の田原大輔先生の「ヒュッゲ国 : デンマーク・オールボーでの国外研究員を終えて」(龍谷理工ジャーナルNo.78 VOL.32(1), 17-27ページ)という記事が見つかった。恐縮ながら、田原先生とのご縁を丁寧に紹介いただいており、そのあたたかいお人柄に改めて触れることができた。また、口絵には懐かしい風景がカラーで掲載されており、一気に現地に思いを馳せた。
今日は午前中に広島大学の西谷元先生により、BEVIと呼ばれる「学習・成長・変化のプロセスや成果を理解し、それらを促進させる」ための検定ツールについてのレクチャーをいただいた。現在参加・展開中の、立命館大学研究部の支援を受けた「在住外国人支援と市民性教育を目的とした多文化共生E-サービス・ラーニングモデルの開発」のためである。じっくりお話を伺った上で、午後は成績評価の採点にあたった。そして、夜にも集中して採点に臨もうと思ったものの、つい、Clubhouseを立ち上げてしまい、知り合いの方のルームに入っておしゃべりの輪に入ってしまった。