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2017年1月7日土曜日

賢くなってこそ、いのちを守る。

 間もなく「あの日」がやってくる。私にとっての「あの日」とは、たいがい1月17日のことである。そう、阪神・淡路大震災の起きた日だ。今年で22年を迎える。
 「あの日」の10日前、朝から人と防災未来センターにお邪魔した。「災害メモリアルアクションKOBE2017」の報告会に出席のためだ。今年度、ひょうご震災記念21世紀研究機構の高森順子さんのお誘いで、立命館大学から「減災×学びプロジェクト」が参加、一連の取り組みを受講生が発表したのだ。2012年度開始の「減災P」だが、今年は最初から少人数の上、途中離脱が2名、さらに全員が2回生ゆえ、成人式で帰省するメンバーが多く、今日の発表は1名が大役を担った。
 7団体の発表に続き、ディスカッションが行われ、河田惠昭センター長の講評という流れだった。河田先生は、この取り組みの意義は「人の文化にしみこませる大切さ」にあると語られた。この名前での取り組みは今年度で2年目だが、「あの日」から10年は「メモリアルコンファレンス・イン神戸」、その後「災害メモリアルKOBE」の名前で10年の歴史がある。災害は「人生のうちに何度経験するかわからない」からこそ「未災者」が対象とされる。
 続いて交流会が催された。そこでも河田先生が締め、「パソコンでデータを扱うのが防災ではない」と切り出した。そして、映画『シンデレラ』を引き合いに「防災とは賢くなることなのです」と。

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