友人夫妻とのデンマーク旅、今日は古いお城へに旅をした。それぞれに昼食を終えて、オールボーのバスターミナルに集合し、バスでの旅となった。まずは北ユトランドの東岸に位置するBrønderslevのAsaa行きの長距離バス974xに乗り、Dronninglundで278のHørby行きに乗り換えた。ちなみに、こうした乗り換えの検索は「rejseplanen」というサービスを使うのが最適である。
目的地のVoergård Slotの最寄りのバス停はVinkestrækningとされていたが、バスの運転手さんが「城に行くのか?」と訊ねてくださり、城の前で停まってくれることになった。これはこれで便利だったが、このことが帰りの道のりを困難なものにさせたのである。ちなみに博物館として公開されている城の内部は写真撮影が禁止、そして自由な見学も許されず、1時間に1回のデンマーク語でのツアーに参加する以外に方法がないとされた。それでも、城の見学を目的としていたので、貸し出された英語での解説文
を手に、ルネッサンスの時代からの建造物と品々を鑑賞させていただくこととした。
そして、困ったのが帰り道である。Googleマップではバス停とされているはずの場所にバス停がなく、途方に暮れてしまったのである。以前、ドイツのベルリン郊外に行ったとき、土日はオンデマンド方式で運行されているバスがあることを体感していたが、お城に来るまでのバスは予約もしなかったし、逆向きのバスにもすれ違っていた。釈然としないところではあったが、1停留所分を歩いて、オールボー市内までのバス停に向かった。
今回歩いたのは1停留所分だったが、街中と違ってバス停とバス停のあいだが離れている。今回は3kmほどあった。しかもデンマークの不安定な天気にたたられて、40分あまりの道のりを歩み始めたところで雨にやられてしまった。ともあれ市内に戻ると、予約していたビールの醸造所によるレストランに直行し、日本人にとっては驚きのサイズの飲み物・食べ物をいただき、4人で過ごすこの旅の最期の晩餐を楽しんだ。