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2017年8月16日水曜日

霧のアムステルダムにより

日本からお越しになった友人夫妻、本日の午前中の便で帰国ということもあって、妻と共に朝からオールボー空港へ見送りに向かった。ところが、空港での案内を見て仰天した。アムステルダムからの便が到着できなかったため、アムステルダム行きの便が欠航となったのである。KLMの配慮もあってか、翌日便への振り替えではなく、夕方便でアムステルダムに行き深夜のインチョン便への振り替えで関空に戻ることになったため、午後の早い時間まで、オールボーを追加で観光することになった。

ある程度オールボーを回っていたこともあり、向かう先に悩んだ。それでも、私たちもまた行ったことのない、オールボータワー(Aalborg Tårnet)に上ることにした。ホームページによると、1933年に開催された博覧会のために建築されたタワーは、撤去費用に40,000クローナかかることがわかり、5,000クローナで払い下げられ、現在まで展望台として運用されているという。アムステルダムは飛行機が飛ばないほどの濃霧だったようだが、午前中のオールボーは晴れだったため、山のないデンマークにあって海抜は105mに建てられたタワーでは、レトロな雰囲気からの眺望を楽しむことができた。


オールボータワーの後はAalborg Street Food The Lighthouseへと向かった。以前も足を運んだ屋台村というか、フードコートである。秋から冬へと季節が移ることを想定してか、前回は人でごった返していた室内に椅子とテーブルが並べられ、雨風の入り込みを抑えるためのシャッターが閉められた状態となっていた。私は相も変わらずカレーを食し、4者4様でランチを楽しんだ。

その後は少し早かったが空港へと向かった。オールボーの空港は小さい上、シェンゲン協定圏内での移動であれば、パスポートコントロールを通る必要もない。おみやげエリアへと足を運んだ姿を見て、ガラス越しにお別れの挨拶をして、名残を惜しんだ。なんとなく日本を懐かしみ、夕食はお好み焼きにということになり、自宅にて遠い祖国に思いを馳せてみた。