2020年度が終わりを迎えるまでやるべきことは多々あるものの、2021年度を迎えるためにやるべきことも多々控えている。私はこれを「銀行の15時以降の業務」という言い方で説明している。採点を通じて成績評価を行いながら、次年度の授業計画を整える、という状況などがわかりやすいだろう。これに加えて入試業務に充てられる先生もいらっしゃるのだが、私は全学の教学展開を支えるための採用ということもあってか、立命館に入職以後は入試関連のお仕事をさせていただいていない。
立命館大学における2021年度の授業計画、いわゆるシラバスの入稿は2月7日までとされている。例年は1月下旬(例えば、昨年度は1月22日、一昨年度は1月23日)だったものが、COVID-19への対応のため、入稿期間が後ろ倒しされた。その分だけ、BCPレベルに対応した従業準備を確実に進めておかねばならい。なお、シラバスの入稿を終えると、2月15日までに成績登録を、2月22日までに教養教育科目へのゲストスピーカー招聘を手続きを終えねばならない。
今日は2月7日の締切を前に、概ねのシラバス入稿を終えた。概ね、というのは来年度から新たに担当する2科目について、同じ科目を別クラスで担当する先生方との調整事項があったためである。振り返れば2011年度に立命館大学の専任教員として入職して以降、毎年1つは共同担当の科目があった。しかし、同一科目で別クラスの先生の調整こそあれ、2020年度からの教養教育のカリキュラム改革を受けて今年度までは経過措置として設置されてきた科目も2021年度以降はいよいよ開講されなくなるため、これからは私が担当する全ての科目は自分の裁量だけ進めていくことになる。
来年度担当する10科目のうち8科目の段取りが整ったので、今日のランチは学生時代からの馴染みのお店でいただくことにした。昨日のClubhouseでのおしゃべりを受けて、急に懐かしく思えたためである。かつては京都大学界隈、百万遍交差点の北西角にあったものの、現在は京都府立大学の近くに移転している。今となっては喫煙可能な喫茶店は少なくなったということを食後のコーヒーを楽しんでいるところに横から流れてきた煙に思うと共に、コロナ禍でオンラインにて学びを深めた学生に思いを馳せながら学生時代の思い出はキャンパス内に止まるものではないと改めて実感する昼下がりとなった。
今も月1回程で伺い「いつもの」を頼むので朴訥なマスター注文前に手が動いている可能性有
(Nikon D40, Micro 40mm, f/9, 1/320 , ISO400)