今回のモンゴルは、沙漠緑化、観光、それに加えてきちんと調査研究の素材も確保することが目的です。実際、今回の旅の大部分を、中国社会科学院の羅先生とご一緒させていただいたのですが、参加者のヒアリング、その他もろもろ出会うひと、もの、出来事、それぞれに学ぶ要素があります。旅も折り返し地点で、朝はオボ(敖包)に立ち寄って、それぞれに願いをかけ、さらには遊牧民の家(ということで観光客を受け容れてくださる家)に訪問してナイチャ(女及茶)をいただき、そしてフフホト(呼和浩特)を経由して北京に戻りました。そうして戻った北京では蒸し暑さのなか、羅先生のご招待でチベット料理をイスラムの方とともにいただくという、なんとも多文化の暮らしを送った一日でした。
フフホトでは若干時間があったので内蒙古博物館に立ち寄り、アジア最大とされるマンモスの化石などを見たのですが、その二階には抗日戦線の展示もあり、「日本鬼子」と明確に書かれたおもちゃなども展示されていました。
羅先生のお話によると、中国では一定ボランティア活動を国家として推進する方向にあるようで、そんなお話を伺った後に出会ったのが、空港での「機関青年志願者」のたすきをした方でした。
満員の店内の特等席にてチベットの料理、民謡、踊りなどを堪能させていただいた、すばらしい夕食会でした。