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2021年1月6日水曜日

年頭の謹告を目にして

立命館大学は今日から仕事始めである。理事長・総長の年頭所感を収めた動画が案内された。理事の長(経営のトップ)と総ての長(教学のトップ)、2人の長の動画(2本で50分)は学内のページに貼り付けられており、それならむしろYouTubeでスーパーチャットなどをしながら行えば、視聴者(学生・生徒・児童・教職員など)の生の言葉が集められるのに、と思いながら視聴した。映像コンテンツとして捉えてみれば映像学部の知見が活かされることも期待したいところであるが、試行的であっても実践的に授業運営のデジタルトランスフォーメーション(DX)がなされていることを踏まえると、学園構成員とのコミュニケーションのあり方について、大学のマネジメントやガバナンスとして積極的な挑戦や工夫が重ねられることを願っている。

年末年始の休暇に入っていた英会話のクラスも今日から再開となった。2013年から通っているクラスでは、The New York Timesを教材として、講師が選んだ5〜6の候補に対して受講生が投票し、最多得票となった記事が次の回の話題とされ、その記事について語り合う、という趣向である。ちなみに通い始めた当初はInternational Herald Tribuneで、新聞業界の再編の歴史の只中にいたことを再認識している。ともあれ、今日の題材は半導体製造の中立国としての台湾の立ち位置に関するもので、議論はムーアの法則や予言の自己成就など、多岐にわたった。

この英会話のクラスは大阪・中之島の教室のため、京阪電車を利用している。静岡県西部の出身者ゆえ、当初は関西の私鉄で特急料金が不要ということに慣れなかった。また、京阪の特急では七条から京橋まで、阪急の特急では十三から大宮まで、ノンストップだったことも驚きだった。今ではそれぞれに停車駅が増え沿線利用者の利便性向上が図られ、また京阪でも阪急でも車内でWiFiが使用でき(もちろん無料、ただしロングシート車両の場合は使用できずクロスシート車両のみ、と思われ)るようになったのも有り難い。

今日、京阪の駅に向かうと、運行案内などを表示するディスプレイに見慣れない表示があった。赤の縁取りがされていたので新年の挨拶かと思いきや、前日の人身事故に対するダイヤの乱れを謝罪するメッセージだった。注意喚起のために赤色が用いられたのだ、ということに気づいたのは、昨年最後のクラス(12月16日)の際は人身事故で京阪が運休となり、急遽大回りして出席した際の記憶とつながったときである。ちなみに1月7日から京阪ではゴミ箱を撤去するらしく、こちらは各ゴミ箱にA3判用紙にMS明朝(と思われる書体)で印刷により「ゴミ箱撤去のお知らせ」として「衛生管理の観点ならびにゴミの減量化ため、1月7日(木)から、一部の駅を除く各駅のゴミ箱を順次撤去いたします。」と貼られており、この「一部の駅を除く」というのはどこなのかフィールドワークをしてみたいと思うと共に、かつてのテレビ番組で「一部の地域の除いて」と案内されていたことを思い出した。

こうした姿勢に国会等での「すれば謝罪」がいかに不誠実かを痛感
(Nikon D40, NIKKOR DX40mm, f5 1/100, ISO400)



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