「災害ボランティア世界会議」。5日間の会議日程でされた国連世界防災会議のパブリックフォーラム(関連事業)のひとつとして開催されたもので、それぞれの災害救援、復興の経験を伝承していくことの大切さ(智恵の交換)について焦点が充てられました。コーディネーターは私の指導教員である渥美公秀先生で、最後に参加者を代表して、国連名誉ボランティア大使である中田武仁さんに発言を求めたところ、たいへん印象的な智恵を頂戴することができました。「私たちは皆必要とされている人たちなのです」。
中田武仁さんは、国連ボランティアとして、UNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)の任務遂行中カンボジアで銃撃され殉職した中田厚仁さんのおとうさんです。息子さんを亡くされた経験を伝えていくために、精力的な活動に取り組んでおられます。特に、2001年は国連の「ボランティア国際年」でしたが、その提案も中田武仁さんによるところです。ボランティア元年と言われた1995年から10年、次の10年をどのように展望するか、その問いに向き合い始めます。
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