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2013年8月14日水曜日

地元に帰ってみて

1泊2日の地元暮らしを終えて、京都に戻ってきた。今回は妻の地元だけの滞在で、私の地元には9月に戻る予定である。ただ、今回は父親の古希を祝う会が催されるため、実家に滞在する時間は少ないと思われる。ちょっと変わった帰省になりそうだ。

ともあれ、今日は朝から漁港に向かい、賑わいの中に身を置いた。お盆の時期だからなのか、お盆の時期だけど、なのか、いずれか定かではないが、お昼前から周辺の道路は車でごった返していた。ご多分に漏れず、新鮮な食材と、威勢のいい呼び込みが、食欲を誘った。そして、一通り、雰囲気を味わった上で、いよいよ海の幸を味わうことにした。

いやはや、常にこうした食材に恵まれている地元はいいな、と、つくづく思った。無論、飛躍的に物流システムが進化している今、何軒かお店を回れば、どのまちでも、ある程度の食材が手に入るかもしれない。しかし、旬のものを、なじみの店で買う、ということは、本当に贅沢なことである。実際、同じようなエピソードを「美味しんぼ」から挙げようと思えば、枚挙にいとまがないだろう。

漁港からの帰りに、落ち着いた店構えの珈琲屋さんに立ち寄った。1988年からあるという、豆挽きハンドドリップ珈琲と手作り菓子のお店である。振り返れば、妻が小学生の頃からあった店だが、伺うのは始めてだったとのこと。まだまだ、地域に根ざしている多くのお店がある、そんな地元へのまなざしを向けていかねば、などと思いながら、1時間半あまりの新幹線の車中で、再びコーヒーを飲むのであった。

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