雪の仙台にやってきた。ただ、これくらいの雪で、雪の仙台と言って欲しくない、という方もいらっしゃるかもしれない。それでも、ゴアテックスによるローカットのブーツが役に立った、という実感を携えながら、仙台空港から目的地までの道のりを歩いていった。目的地は、仙台駅から歩いて10分程度の「ほっぷの森 Aiホール」で、福祉に関する文化からの接近をはかっているNPO「アート・インクルージョン」の活動拠点である。
本日1月26日から28日まで、恒例の「アートNPOフォーラム」が、はじめて東北で開催される。アートNPOリンクが事務局を担うこの「場(forum)」には、2007年12月からの参加なのだが、毎年度、外すことが欠かせなくなってきた。無論、今年度は、昨年度に大阪で、しかも1日は應典院で開催されたということも相まって、何となく「バトンリレー」を担う気分でも参加させていただている。とはいえ、そんな関心はよそに、現地事務局との強固な連帯あるいは連携を図っているアートNPOリンクの樋口貞幸事務局長がいてこその場であるのだから、バトンリレーの走者であるという自覚には、自己満足と役割の合理化ならびに正当化であるといった批判を受けねばならないだろう。
ともあれ、本日から始まったアートNPOフォーラムin東北には、「トウホクデシアワセヲカンガエル」という統一テーマが掲げられていた。東日本大震災から687日から689日にかけて実施されることを思うと、「変化球」ではなく「直球」のネーミングである。内容についてはオフィシャルプログラムを参照いただきたいのだが、簡潔に述べれば、初日には奈良の「たんぽぽの家」の播磨靖夫さんによる基調講演と、東北という地域内外によるパネリストのディスカッション、そして非公式の懇親会がなされた。とりわけ基調講演とパネル・ディスカッションについては、久々にTwitterによる「中継」と言うよりも、自分用のメモを会場から投稿し続けたので、ハッシュタグ「#anf2013」を追跡するか、twilogを通じて本日の投稿が参照されれば、議論の展開を垣間見ることができるだろう。
例によって、という言い方も適当ではないかもしれないが、終了後の懇親会もまた、充実したものだった。直前の討論の内容を深めつつ、深尾昌峰さんを中心として甲斐賢治さんの呼びかけへの支援(というよりも贈与)させていただいた「京都号」のその後について、斜め前に座られた『なみのおと』の監督のお一人、酒井耕さんから伺うことができ、素直にうれしかった。加えて、会場全体にくまなく目を配り、最も端のテーブルにも足を運んでいただいた樋口貞幸さんと共に、以前の横浜でのアートNPO緊急フォーラムで導入したUstreamの中継が、プライベートによってパブリックが疎外される端的な事例となったことを改めて振り返る機会ともなり、得心がいった。何より、アサヒビールの加藤種男さんもお近くにいたことも重なり、改めて市川房枝さんの「運動とは事務なり」の言に合点する夜であった。
本日1月26日から28日まで、恒例の「アートNPOフォーラム」が、はじめて東北で開催される。アートNPOリンクが事務局を担うこの「場(forum)」には、2007年12月からの参加なのだが、毎年度、外すことが欠かせなくなってきた。無論、今年度は、昨年度に大阪で、しかも1日は應典院で開催されたということも相まって、何となく「バトンリレー」を担う気分でも参加させていただている。とはいえ、そんな関心はよそに、現地事務局との強固な連帯あるいは連携を図っているアートNPOリンクの樋口貞幸事務局長がいてこその場であるのだから、バトンリレーの走者であるという自覚には、自己満足と役割の合理化ならびに正当化であるといった批判を受けねばならないだろう。
ともあれ、本日から始まったアートNPOフォーラムin東北には、「トウホクデシアワセヲカンガエル」という統一テーマが掲げられていた。東日本大震災から687日から689日にかけて実施されることを思うと、「変化球」ではなく「直球」のネーミングである。内容についてはオフィシャルプログラムを参照いただきたいのだが、簡潔に述べれば、初日には奈良の「たんぽぽの家」の播磨靖夫さんによる基調講演と、東北という地域内外によるパネリストのディスカッション、そして非公式の懇親会がなされた。とりわけ基調講演とパネル・ディスカッションについては、久々にTwitterによる「中継」と言うよりも、自分用のメモを会場から投稿し続けたので、ハッシュタグ「#anf2013」を追跡するか、twilogを通じて本日の投稿が参照されれば、議論の展開を垣間見ることができるだろう。
例によって、という言い方も適当ではないかもしれないが、終了後の懇親会もまた、充実したものだった。直前の討論の内容を深めつつ、深尾昌峰さんを中心として甲斐賢治さんの呼びかけへの支援(というよりも贈与)させていただいた「京都号」のその後について、斜め前に座られた『なみのおと』の監督のお一人、酒井耕さんから伺うことができ、素直にうれしかった。加えて、会場全体にくまなく目を配り、最も端のテーブルにも足を運んでいただいた樋口貞幸さんと共に、以前の横浜でのアートNPO緊急フォーラムで導入したUstreamの中継が、プライベートによってパブリックが疎外される端的な事例となったことを改めて振り返る機会ともなり、得心がいった。何より、アサヒビールの加藤種男さんもお近くにいたことも重なり、改めて市川房枝さんの「運動とは事務なり」の言に合点する夜であった。
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