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2010年1月8日金曜日

文図の往復運動

 本日は同志社大学大学院総合政策科学研究科ソーシャル・イノベーション研究コースにて、今年初めての講義とゼミでした。2コマ連続で、講義とゼミ、と続きます。講義は、修士2回生が修論提出間際ということで、この間の研究の内容について、実践家の立場として話題提供をしていただきました。また、実践的研究の協力者である「まいづるRB」のアートディレクター、森真理子さんにもお越しいただき、話題提供と発表へのコメンテーターをお願いしました。
 講義の名前は「アートマネジメントの理論と実践」、ゼミの名前は「まちづくりのグループ・ダイナミックス」、それぞれ、名前を聞いただけでは内容がピンと来ない、そんな印象を覚えるかもしれません。全14回の授業回数のうち、今回が両方とも12回目を数えているため、もはや佳境に入っています。例年、この「アートマネジメントの理論と実践」では、昨年、一昨年と、1月初旬に應典院にて出張講義を行い、コモンズフェスタの現場も見学をしてもらってきたのですが、今年度はどうも日程が合わず、逆にゲストをお招きすることにしたのです。一方、ゼミは毎年趣向を凝らして内容を組み立てているのですが、今年度は「研究の背景と目的を図解化する」ということに力を入れています。
 Twitterでは、なんと久恒啓一先生ご自身にフォローをいただいたのですが、久恒先生の著書を活用しながら、「文章を書くということ」と「図解でわかる、考える、伝わる」ということについて、かなり詳しくワークを重ねているつもりです。特に、図解は「マル(要素)」と「矢印(関係)」だけで表現が可能なのであって、それ以上のものは過度なデコレーションなのではないか、などといった問題提起を行いました。あまり過度な課題を出さないことで有名な私ですが、次週までに、今回書いた図をもう一度文章にして、文と図の精度を上げるという「文図の往復運動」をやってきて欲しい、と指示を出し、森さんたちとの懇親会を兼ねた新年会へと流れていきました。



当初は舞鶴から18時過ぎの京都着の列車で来られ、20時半前の列車で戻られる予定だったのですが、予定を調整されて、京都市営地下鉄が終了するまで、地下鉄今出川駅上の白木屋にて、森さんにはおつきあいを頂きました。

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