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2010年1月3日日曜日

手が止まる

 どうやら今日は一歩も家を出ずに一日を終えそうです。年賀状は早いうちに妻が一階の集合ポストに取りに行ってくれました。おせち料理ではないものの、食材は適度に買いだめされているので、調達に出る必要もありませんでした。食事もつくってくれて、感謝、感謝です。
 では、一日何をしていたかというと、メールの返信もすることなく(ちょっと休ませてください、とこっそりアピールしてみます)、ただひたすら、溜まりに溜まった「紙の」書類の整理のために、ドキュメントスキャナーと戦っていました。ドキュメントスキャナーとは聞きなじみのない方もいるのでしょうが、要するにA4の書類をひたすら読み取って、PDF形式(など)に保存してくれるというものです。もっぱら愛用しているのは、現在は富士通グループとなったPFU社のScanSnapシリーズで、まだ大学コンソーシアム京都に在職していた時代に、ダウンロードのみでの提供であったものの、Mac用の純正ドライバが用意されて以来、FI-5110EOX2、FI-S500W(レアモデル!)、S300Mと、3台をそれぞれの場所(大学コンソーシアム京都→大学、應典院、自宅)にて活用しております。これだけ所有していても、WinとMacのハイブリッドモデルとなり、しかもUSBバスパワー駆動となったS1300というモデルが気になったりもしています。
 で、その作業をテレビを横目に見ていたのですが、何気なく流していたBS朝日での「Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ2009」に、目と耳が奪われました。これは2001年以来毎年開催されているライブで、2007年からはジョンレノンの命日である12月8日に開催されているもようです。TV初放送を見ることができたのは、あまり興味を持てない地上波放送を見るよりは、と、妻がBSデジタル放送の番組表(EPG)まで目を通したためでした。地デジ対策のためだったのですが、2008年の5月にケーブルテレビの契約をしていてよかった、と思ったりもしました。
 で、ライブの何に引きつけられたかというと、泉谷しげるさんによる「Working Class Hero」のカバーでした。LOVE PSYCHEDELICOの2人とのセッションだったのですが、Gibson(たぶんJ-45)を「かき鳴らす」とはこういうものだ、というくらいかき鳴らしながら、ご自身が訳された『労働者階級の英雄』として歌いきったのです(が、実際はもう一曲、You've Got To Hide Your Love Away<悲しみはぶっとばせ>を歌われたそうです)。その内容は既に泉谷さんのブログに書かれているので、ぜひ参照くださいませ。間もなくイタリア(ミラノ・フィレンツェ・ボローニャ)の視察から1年になるのですが、改めてミラノにて感じた「前衛とは」という問いを呼び起こさせてくれた気がしてなりません(と記して、9日締め切りの原稿のことは忘れていません、と、さりげなくアピールしてみます)。



ということで、写真は、手が止まったことで、ケーブルテレビのセットトップボックス(TZ-DCH2000)のリモコンが、ScanSnap S300の前を阻みます。

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