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2017年8月13日日曜日

デンマークの歴史と文化に触れる日

友人夫妻とのデンマークの旅、今日はデンマーク2番目のまち、オーフスへと向かった。オールボーからオーフスまでは電車で1時間ほどである。現在、ヨーロッパ文化首都としてのキャンペーンを展開していることもあって、駅舎やまちなかには「A WORLD CULTURE YEAR OF CHANGE」や「MAKE THE MOMENT」や「LET'S RETHINK」といったバナーが掲げられていた。駅に着くなり、アルネ・ヤコブセンらが手がけたという市庁舎前からバスに乗り、Moesgaard Museumへ向かった。

モースゴー先史博物館(Moesgaard Museum)は今回の旅で、ご夫妻が最も楽しみにされていた場所である。ここにはグラウベールマン(Grauballe Man)と呼ばれる湿地死体が展示されているのだ。ミュージアムカフェで昼食をいただいてから鑑賞をしたのだが、私にとっては、文化首都の関係で制作された特別展「Journey(デンマーク語ではRejsen)」の映像にいたく感じ入った。YouTubeで公開されている1分35秒のプロモーション映像でその概要には触れることができるものの、誕生・恋愛・脅威・理性・信仰・喪失・死亡の7つの観点から死と生について取り上げられた秀逸な作品は実際に足を運んで鑑賞いただく他はなく、11月26日までという会期のあいだ、ぜひ多くの人に目に留まることを願っている。


博物館の後はバスにてマーセリスボー城(marselisborg slot)へと向かった。外観のみの見学ではあったが、現在も王室によって使われることもあるという屋敷の有り様を間近で見ることができた。そして、大聖堂などのある市内中心部を散策し、オールドタウン(Den Gamle By)と呼ばれる場所へと向かった。さしずめ岐阜県犬山市にある「明治村」のような場所で、古い建築物が移築された屋外ミュージアムであった。

歴史と文化に触れることができ、ご夫妻には大変満足いただけたようである。私にとっては、久々に持ち出したカメラのシャッターチャンスに恵まれた旅となったことで満足度が高いものとなった。夕食はオールボーに戻ってからとして、予約はしていなかったものの、ビュッフェスタイルのレストランでいただくことにした。日本から駐在している方に教えていただいた場所で、私たちもまた初めて訪ねたのだが、野菜や肉など、食べ物の選択肢が多いのが有り難く、今後またご案内する候補として位置付いたレストランである。


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