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2017年8月17日木曜日

1431年からの伝統

昨日からオールボーでは「Aalborg Festival」が始まっている。27日まで、多彩なプログラムが展開されるもようである。現代美術や最新技術を使ったゲームなどのプログラムもあるものの、音楽が大きな位置を占めているように見受けられる。実際、市内の広場には演奏用のステージがいくつか組まれていた。

そうした中、今日は妻と共に市内中心部にある古い修道院を見学しに行った。現在は高齢者施設になっている場所である。ここは夏の間だけ、毎週火曜日と木曜日の週2回、1日1回、14時から1時間半ほどのツアーがなされている。ホームページでは、今年は6月7日から8月22日まで開催日と案内されていた。

あいにく来週はアイスランドでの国際総合防災学会への参加のため不在ということもあり、今日が見学のラストチャンスだった。受付を済ませると、今日の案内はデンマーク語であると説明があった。それでも、案内いただいた方の好意で、デンマーク語の後に英語での簡単な要約を付けていただけた。ちなみに12人が参加したが、9人がデンマーク語だけの説明で理解を深めていた。

修道院は1431年に設置、その後、ルターの宗教改革などの影響を受けながら、その存在と機能を時代に応じて変えながら、現代まで残ってきた。デンマーク語がわかれば、深い理解が及んだところである。ただ、英語力の向上もまた必要である。そんなこともあって、帰宅後は以前購入して、デンマークにも持って来たNHKの語学講座のテキストとCDを引っ張り出し、耳学問での学びへの扉を今一度開くことにした。


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