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2017年8月21日月曜日

研究発表は印刷物のクオリティーを上げて

印刷のクオリティーは可能な限り上質にした方がいい、とは立命館大学総合心理学部のサトウタツヤ先生の助言である。例えば、学位に関わる論文の紙、学会発表のポスター、それらのクオリティーを上げよう、ということだ。曰わく、研究の質を上げるのは簡単ではないが、それらのアウトプットの質は簡単に上げることができるとのことである。確かに、手触りや見栄えが読む側や見る側に与える心理的影響は小さくないだろう。

そんな助言があったから、というわけではないが、今日は明日からの学会発表で用いるポスターと配付資料の引き取りに出かけた。お店は大学構内にある自宅からバスで15分ほどのところにある。既に先週のうちにお店と連絡を取り、21日中に仕上げて引き取るためには何日の何時が締切か訊ねたところ、今朝の8時までにデータで入稿とのことであった。滞りなく入稿し、作業完了の連絡も12時27分には届いたので、閉店時間(16時!)を前に安心して取りに出かけた。

お店に着いて名前を告げると、筒に入れられたポスター(1枚)と、配付用の資料を包んだものが1束、直ぐに手渡された。なんだかとても仰々しく封がされており、その仕上がりの高さを勘ぐらずにはいられなかった。ただ、配付用資料の束の大きさが気になり、バス停でそっと封を開けてみると、A4がA3版の用紙に2in1で印刷されており、配付には裁断が必要な状態であった。あいにく印刷屋さんから大学方面のバスは本数が少なかったので、大学で裁断することにして、帰路を急いだ。

大学に着いて改めて配付用資料の束を開封してみると、白黒(BW)でと指示を出していたものの、何とも上質な紙にカラーで印刷がなされていた。恐らく、早く印刷するために、出力枚数を減らすためにA3にて作成データのまま(つまり、文字は全て黒にしたが、写真素材などは白黒変換しなかった)出力しためなのだろう。とはいえ、ポスターがA0サイズのため、それをA4にしたものでは読みづらい箇所もいくつかあったが、カラーの素材が含まれていると、雰囲気から内容を判別しやすく、思わぬ効果があった。ちなみに裁断機があるのは大学の印刷室で、クオリティーを問わなければここでもできたな、とは後の祭りである。


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