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2017年8月20日日曜日

天気を気にするお国柄

明後日から、アイスランドに出張する。防災・災害に関する国際会議での研究発表のためである。内容は2017年2月にイオンモール草津で行った「お買いものdeぼうさい」について、その参加者の語りから、防災訓練としてどのような特徴が見られたかに焦点を当てたものだ。社会心理学の一分野、グループ・ダイナミックスを専門とするため、企画者と参加者のあいだの関係性に着目したものである。

今回はポスター発表という形式で発表する。学会発表では口頭発表、ポスター発表、ワークショップ、シンポジウム、などが発表の形式として選択される。口頭発表は15分程度の持ち時間の後で3分から5分程度の質疑応答に応えるというもの、ポスター発表は発表者ごとに用意される畳1枚分くらいのついたてに発表資料を掲出して概ね30分から1時間くらい説明要員として立ち適宜説明と質疑応答を行うというもの、そしてワークショップやシンポジウムは企画書をまとめて実行委員会などにより総合的に判断されて受け入れの可否が判断される。今回は2月の企画を当初から深めてきた「くさつ未来プロジェクト」の堀江尚子代表にも共同発表者として参加いただくので、より多くの方との対話を通して内容を深めるためにもポスター発表を選択した。

私はどちらかというと口頭発表の方が好きである。スライド作成を含めてプレゼンテーションに少しだけ自信があるためだ。しかし、シンポジウムにおけるパネルディスカッションも含めて、そもそも口頭での発表は紋切り型となりやすい。この点については東京大学の中原淳先生が以前に秀逸な類型化(尻切れトンボ、みんな違ってみんないい、オレオレ質疑、過剰プロレス、リンダ困っちゃう!?、の5つ)をされており、興味深い。

発表の素材は首尾良く段取りを整えたものの、気がかりなのが天候である。デンマークもそうだが、アイスランドは大変不安定な天候らしい。そんな心配をしていると、今日のオールボーもまた、日が差す中で大粒の雨が窓に打ち付けてきた。ということで、アイスランド行きの荷作りにあたっては、先般購入したデンマーク仕込みのレインコートを忘れずに入れることを忘れぬよう、心しておかねばなるまい。


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