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2018年3月1日木曜日

ホームにて若干のアウェイ感を抱きながら

昨晩は荷物を置かせていただいている京都の家で過ごした。しばらく日本を離れているうちに、界隈の風景は若干、その佇まいを変えていた。自転車の空気が少し抜けていたことと、小雨が待っていたこともあって、フードのついたダウンジャケットをまとい、朝から立命館大学衣笠キャンパスへと向かった。サービスラーニングセンターで溜まった郵便物に目を通し、リサーチオフィスで出張書類の手続きをし、給与厚生課で非課税証明のための書類を提出するなどした。


そうした手続き関係を滞りなく終えると、空には晴れ間がのぞいていた。かつて図書館が建っていた東側広場では、映画を撮影していた。リサーチオフィスでの打合せで、来年度から研究室を移動しなければならないことがわかり、その移動先の候補となる場所を垣間見て、烏丸御池にある株式会社細尾へと向かった。今年は日本インドネシア国交樹立60周年ということで、一般社団法人「てこらぼ」による事業の展開のために、法人の印鑑が必要となったためである。


てこらぼ」は、2006年に同志社大学大学院総合政策科学研究科に着任の後、京都府国際課から同志社大学リエゾンオフィスに投げかけられた産学公連携事業が母体となっている。当初の趣旨は「両地域の地域資源である伝統産業(織物)を活かした両国・地域の産学公の協働による国際協力事業」で、京都府と友好府州の関係があるジョグジャカルタとのあいだで「西陣とバティックの融合作品の開発・販売を通じて、ジョクジャカルタ特別区の震災復興(経済活性化)、環境共生(里山再生)、伝統産業の再興への貢献・協力」することが目的とされた。京都府による3年間のプロジェクトに区切りがついた後、2009年4月29日にNPO法人の設立総会を、2015年8月26日に一般社団法人の設立総会を行い、法人格を変更して現在に至っている。近年は毎年1回、梅田の阪急百貨店にて企画展を行うことが活動の主軸となっており、2018年度の企画展を日本インドネシア国交樹立60周年として展開できるようにしよう、という方向になっている。


少し遅めの昼食を三条会商店街にてお蕎麦をいただき、14時30分からは立命館朱雀キャンパスでの「ならは31人の<生>の物語」の事後学習にオブザーバー参加させていただいた。これは2015年9月5日に福島県楢葉町の原子力災害に関わる避難指示が解除となることを契機に、一般社団法人ならはみらいと立命館災害復興支援室との協力によって始められた聞き綴りプロジェクトである。学生たちの発言に、多少の疑問を禁じ得なかったものの、だからこそ想像力を巡らせることの大切さを、終了時に指摘させていただいた。終了後に打ち上げがあるということで「チェーン店じゃないお店に行こう」と予め投げかけたところ、素敵な場所を予約していただき、東北のお酒を中心に楽しみながら、舌鼓を打つことができた。


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