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2018年3月15日木曜日

暗号のような3文字の略語たち

朝からオールボー空港に向かった。何回目になるのか、振り返って精確に数え直すことはやめてみた。ブラジルのアマゾン川の流域(マイシ川:Maici River)に住むピダハン族の言語(ピダハン語)では、数詞は絶対的な数量を表すものではなく、言わばレベル1、レベル2、レベル2よりも多いといった、相対的な数量を表すものだという。この「lack of exact quantity language」の視点は、MITのマイケル・C・フランク先生らの論文「Number as a cognitive technology: Evidence from Pirahã language and cognition」に詳しい。


オールボー空港には、自分の搭乗と同じくらい、日本からのお客さんのお迎えやお見送りにやってきた。今日は先週の東京組のお仲間が、コペンハーゲンからお越しになった。まずはホテルにお連れして荷物を軽くした後、オールボーのまちなかを案内し、オールボー大学(AAU)のウォーターフロントのキャンパスに向かった。ここがCREATEという愛称でFacebookページが開設されていることを、昨日お越しになられた立命館アジア太平洋大学(APU)の皆さんとのやりとりで気づいた。


AAUのCREATEに行く前、オールボーの大通りで1月8日に開店した「Okaeri」に立ち寄り、おにぎりと煎茶をテイクアウトした。そして、CREATEにてPBLのワークショップに参加されているAPUの方々と合流し、AAUのメインキャンパスに向かった。5月10日の1日セミナーに参加した際、学際的なPBLについて話題提供をされたHanne Tange先生の授業を4人見学させていただき、途中からは17人が4グループに分かれて「英語が母語でない人たちどうしで仕事をするときに、排除的でない言語コミュニケーションをするにはどうしたらいいか」2〜3の原則を考えてHanne先生にメールで提出する、という議論に参加させていただいた。(私のグループでは、(1)Danish can only be used if a complete sentence can't be formulated. (2)Small groups and language survey before hand, so people with less communication skills can be mixted with people with higher.の2つが定まった。)


授業を見学・参加させていただいた後は、AAUの図書館(Aalborg Universitetsbibliotek:AUB)をご案内し、再びまちなかへと向かった。1月8日の「Okaeri」開店の日に出会った、オールボー大学の学生(ロボット工学専攻)から、PBLの学修経験について、1時間ほどインタビューをさせていただいた。その後はオールボーの中央図書館(Aalborg Bibliotekerne)や、古い街並みを見学して、秋田の国際教養大学(AIU)から10ヶ月間、オールボー大学に交換留学に来ている学生たちと会食した。APUとAIUとTCU(Tokyo City Univeristy:東京都市大学)の方々が、AAU(オールボー)大学のPBL(Problem Based Learning)について話す、という、アルファベット3文字で表す出来事が多い一日となった。



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