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2018年3月5日月曜日

大寒波の中で

数年来の大寒波がヨーロッパを襲っているらしい。オールボーの自宅から足を踏み出せば、大学の池には厚い氷が張っている。自動車や自転車を避ける人たちが多いのか、バスは大混雑だった。そうした中、昨日到着した京都からの皆さんを、オールボーの各地に案内した。


泊まっていたホテルの立地場所を鑑みて、1940年から1999年まで操業されていた石炭発電所をリノベーションした複合文化施設「NORDKRAFT」 https://nordkraft.dk から訪れた。ちょうど、小学校の学外活動の日と重なったようで、体育館で行っていた各種の活動を見学させていただくと共に、13階の展望台から、まったく見渡すことができない寒波の中のオールボーを見つめた。続いて、オールボー大学のハーバーフロントのキャンパス、中央図書館へと足を運んだ。そして古い小径や大聖堂を見学して、オールボー大学のメインキャンパスへと向かった。


オールボー大学では、まず心理学科が入る建物の食堂で昼食を取った。その後、館内を案内して、いわゆるラーニングコモンズと呼ばれるグループのための学習スペースの設置状況に関心を向けてもらった。そして、身にしみる寒さの中で、大学図書館にも連れていった。とりわけ、こども向けのスペースや、チラシやコミュニティ新聞の提供のあり方に関心が向いたようである。


今回、京都から来られた方々の大きなテーマはエネルギーの自給を含めた自治についてであった。そのため、自宅にお招きし、どのような暮らしを行っているか、体感してもらうことにした。あいにく、セントラルヒーティングのシステムが収められていると思っていたスペースは各戸用の収納スペースで、帰国直前にしてそうした場所が用意されていることを知った。ともあれ、凍り付いた池や珍しく降り積もった雪もまた楽しんでいただき、まちなかで夕食をご一緒しながら、明日の予定を詰めた。


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