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2023年1月4日水曜日

厄除け

わずかな実家への帰省を終え、仕事モードへと戻った。国立大学を含めた公共団体をはじめ、いくつかの会社は今日から仕事始めとなったところが多いようで、朝からメールやLINE・Facebookでのメッセージがいくつか届いた。また、年末年始にCOVID-19で療養していた方もおられたようだ。そうして新たに跳び込んでくる用務に対応していると、年を越えて抱え込んでしまった事柄への対応が後手後手となってしまい、まるで対戦型テトリスをしているような感覚になることもある。

今日の午前中の「耳のお供」は、昨日1月3日に放送されたNHKラジオR1の「ヤマザキマリラジオ」とした。立川志の輔師匠がゲストで来られた回である。年末12月30日の松岡正剛さんのゲスト回も聴かねばならないと思いながら、1月1日の文化放送「志の輔ラジオ 落語DEデート」でのヤマザキマリさんのゲスト回(2022年9月4日放送回の未放送分の利用)での「ヤマザキマリ伝」と関連しそうで、先にそちらを聴くこととした。ちなみに「ヤマザキマリ伝」では、エッセイ『ヴィオラ母さん』を出版される程、豊富なエピソードがあるお母さまのお話から、ヤマザキさんが多彩な才能を花開かせている背景を知ることができた。
(ちなみに1月3日、ヤマザキマリさんの公式Twitter(情報用アカウント)にて、「母リョウコこと山崎量子」さんが12月30日に亡くなられたとあった。謹んで哀悼の意を表しつつ、「ヤマザキマリ伝」での「あなたの誕生日にはあなたを産んだ母に感謝する日であってもいい」と電話をかけてこられたというお話に笑わせていただいたことに感謝申しあげます。)

志の輔師匠がゲストの「ヤマザキマリラジオ」では、ヤマザキさんが各国の暮らしを送る中で、お風呂と落語がアイデンティティになる、というきっかけのもと、志の輔師匠から、立川流家元の談志師匠による「業の肯定」のお話(お風呂のお湯の温度に絡めて)、そして一人が複数の人物を演じていくという落語の特徴に言及される流れとなった。まるで高座を伺っているような感覚にもなった。そして、ヤマザキさんから「新作落語について」の問い(34分25秒ごろ〜)において、物語に根ざす哲学についての対話が大変興味深かった。お二人とも、清水義範さんの作品に「おかしいけど深い」と感銘を受けたという共通点もあるようだが、お二人は昨年が初対面というから、ご縁というのは不思議なものである。

そんな具合で、耳のお供のはずが、耳から心を奪われ、結果として仕事が手に付かず、という悪循環に陥ってしまった午前中だった。午後には多少、挽回したものの、休みはあと1日を残すばかりとなってしまった。ちなみに、昨日、弟が買いに行き、おみやげにと持たせてくれた袋井・法多山の厄除団子を15時のおやつにいただいた。果たして晴れて厄を除けることができ、立命館大学の冬季休暇が終了となる1月6日の朝9時を穏やかに迎えることができるかどうか、それは明日の夜に明らかとなるだろう。

毎年1月3日に父の運転でお参りを続けていた法多山の厄除団子
<Nikon D3S, Micro DX Nikkor 40mm, f4.5, 1/80, ISO400>

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