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2023年1月5日木曜日

まにあって

立命館大学の冬季休暇も最終日となった。休暇中も、当初の締切が過ぎた仕事に精力的にあたったつもり、である。しかしながら、つもり、ではダメなのが仕事というものであることは、重々理解している。理解していてもできない理由を、カントの道徳的観点か、アリストテレスの幸福的観点か、いずれかで語るべし、などという問いを投げかけられれば、何か書けそうな気もしているが、そんなことは現時点では誰からも私には求められていない。

それでも今日、明日の朝9時に立命館大学の業務開始に届けられる仕事を複数仕上げることができた。このところブログが続いているのも、日々の出来事をきちんと綴ることが、結果として後に困る場面を減らすことができる、と捉えた上で、自分への課題としたゆえんである。もちろん、そもそも締切があるものの締切を守ることができていないのに、という指摘も寄せられるだろう。それでも、2022年から持ち越した事柄は後は数えるほどとなり、少なくとも2023年になすべきことに、現時点においては悪影響はもたらされる見込みはない状況にある。

このところ、実家に帰省した時間を除いて、起きている時間はほとんどパソコンの画面に向かい、キーボードで文字を入力する時間を過ごしていた。主にはこたつで、その他はソファで、時には椅子にかけてテーブルで、打鍵音を響かせていた。今のメインパソコンはAppleのMacBook Pro 14インチ(2021年)モデルなのだが、全く相性が合わなかったMacBook 12インチ(2017年)は論外として、長く相棒として活躍してくれたMacBook Proの2011年(正確にはEarly 2011)モデルの感覚を想い起こせてくれる打鍵感である。ちなみにマニアックなことながら、MacBook Proの2011年モデルは最初は15インチを中古で購入し、途中で状態のいい中古に買い換え、その後に満身創痍となって13インチモデルへ移行、Snow Leopardと呼ばれるMac OS10.6.8にてコロナ禍の深刻化の直前まで使用し、デンマーク時代の記憶も含め、思い出深い機種である。

そうしてお籠もり状態が続いたこともあり、夕方には小さな運動と散歩と日用品の買い物に出かけた。思いの他、腰と腕に負担がかかっていたようで、わずかな外出時間であっても、キーボードの打鍵以外の筋肉の動きに対し、身体があまりに運動不足の状態にあることを素直に気づかせてくれた。画面以外を観ていないことで、目にも相当の疲れが出ていることを、明後日に満月となるであろう月のあかりが教えてくれた。喪中ということで参拝は控えたものの、鳥居越しに月を眺め、その明るさにしばらく目を向けてみたら、なんだか龍が月を食べようとしているような構図に見えてきた。

星座のように雲もまた「見立て」で楽しめることに改めて気づく
<Nikon Z30, NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR [21.5mm/a full-frame equivalent 32mm], f4, 1/30, ISO7200>


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