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2017年5月18日木曜日

7日間のたたかい

歌は世に連れ、世は歌に連れ、という文句がある。もちろん、苦情という意味ではない。口上と言った方がより適切だろう。言葉を見ただけで、節回しが思い浮かぶことばがある。

そうして節のついたことばで特徴が語られている歌は、歌詞の内容よりも、そのメロディーに、ある時代へと誘う力があるように思われる。それは映画の一番面に特徴的な音楽が挿入される構図とも重なるものである。デジタルコンテンツの時代にあっては、フィルムの時代に刻まれたサウンドトラックという概念を理解することは難しいかもしれない。しかし、そうした物理的な構造ではなく、直感的な行為として、風景と歌が連動しやすいことには合点がいくだろう。

今日は終日、パソコンの前で原稿と戦っていた。いよいよ来週に迫った締切のためである。ご縁により、デンマーク・オールボー大学に滞在するあいだの経験を連載させていただく機会を得た。提案をいただいた方、快くお認めをいただいた方、それぞれに感謝し、期待に応えるためにも、余裕を持って臨み、お送りさせていただきたい。

そうした中、ふと、TM Networkの『SEVEN DAYS WAR』のメロディーが思い浮かんだ。初めて聞いたのは小学校6年生の頃、テレビから流れて来たCMで耳にしたのだと思う。少し勢いづいた気がして、なんとか、原稿に用いる図と表の原案をまとめあげることができた。祝杯ではないが、これから1週間の戦いの火蓋を切るかの如く、これまでワインは瓶で購入してきた中で、初めて調達したボックス仕様のものに手を出してしまったのであった。


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