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2017年5月12日金曜日

祈りの日

デンマークは3連休らしい。休日カレンダーによると、「General Prayer Day」とある。イースターから4回目の金曜日が休日となるらしい。先日のオールボー大学のウェルカムミーティングでも紹介されたが、何に祈るのか、といった中身には触れられなかった。

日本では5月の大型連休を過ぎると、次の国民の休日は7月17日の海の日、その次は8月11日の山の日である。山の日の由来を調べたとき、その由来の曖昧さに驚きつつも、8月12日を回避した理由に合点がいったことをよく覚えている。結果として日本では祝日がない月は6月のみとなったが、デンマークでは6月5日が憲法記念日で休日である。また、イースターから7回目の月曜日は「Whit Monday」の休日とされており、これは「Pentecost」とも呼ばれる「Whitsuntide」(聖霊降臨節)の日曜日(つまり、イースターから7回目の日曜日がWhit Sundayとなる)とあわせて、土曜日から3連休を取って麗らかな天候を楽しもう、という趣旨らしい。

ということで、6月には再び3連休があるのだが、この3連休の初日は、過日出稿した原稿の修正に充てることとした。ただ、苦節の原稿である。2月末にインフルエンザに罹患したために、集中して推敲を行うはずの場に参加することができなかったことが大きく影響しているのだ。加えて、いわゆるワンショットサーベイ(1度の訪問で、多くを語らなければならない)ということも、仕上げきれない背景の一つとなっている。

そのため、祈りの日の今日は、再度の修正依頼が来ないことを祈る日となった。インターネットで調べられる限りの情報を手に入れ、改めて現場で浸った感覚を想い起こし、言葉を紡ぐ一日だった。迷ったときには読み手の顔を思い浮かべるように、と指導してきた自分の言葉を自らに向けながら、夕方まで集中して加筆を重ねた。ちなみに今日の日の入りは21時半ごろということで、まだまだ日の高い中で日本に原稿を送った後、1階でのバーベキューで盛り上がったためか、行き場を失った猫が2階の我が家までお客さんとして訪ねてきて、ほっこりした休日の終わりとなった。


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