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2017年7月20日木曜日

刈り込んだ日

朝8時前に、既に慣れてきた音が家の周りに響いた。例の芝刈り車の音である。シロツメクサが芝生を覆ってきたな、と思うようになると、決まってやってくる傾向にある。今日もまた2台で刈り込んでいったが、バカンスモードのためか、雨の予報が早まることを警戒してか、いつもより雑な作業に見受けられた。

そんな午前中には、昨日の夕方から夜にかけて行った作業の結果を共有すべく、日本とやりとりを重ねた。結果を送った先は滋賀県草津市で防災に取り組む皆さんである。2月にイオンモール草津で行い、その内容についてアーバンデザインセンターびわこ・くさつ(UDCBK)で報告した「買いものdeぼうさい」について、グループLINEでやりとりした内容を、KH Coderというテキストマイニングのプログラムで分析し、どのような語が使われていたのか、その結果をお伝えしたのだ。先週、アムステルダムでのヨーロッパ心理学会の折、ご一緒したサトウタツヤ先生から「心理学者の役目は、出てきた結果をいかに分析するか」という原点に立つ意義に気づかせていただいたので、2585投稿・48,854文字(ただし、Unicodeが文字コードでは分析不可能なため、絵文字などを除いた分析可能な総抽出語は31,378文字)のうち、3,280語の異なり語数を図解化して、その傾向を分析した。

2月の取り組みについては、8月にアイスランドのレイキャヴィークで開催される国際総合防災学会(IDRiM2017)にて発表させていただくことになった。英語でのポスター発表である。今回は私の単独発表ではなく、草津から「くさつ未来プロジェクト」の代表との共同発表で、実際にレイキャヴィークにもお越しいただくことになっている。もともと子育ての取り組みを通して地域内のネットワーク活動が展開され、消防署の見学をきっかけとして防災の活動に積極的に取り組むようになったというのが背景にある。

今日で少しだけアカデミックなモードから離れることになる。明日からは数日にわたり、オールボーのまちとコペンハーゲンに出かけるためだ。私のデンマーク行きをきっかけに、実家から母親と親戚がヨーロッパ旅行に来ているのである。まずは身だしなみを整えようと、日本で購入してきたセルフカッター(いわゆるバリカン)で、頭髪を刈り込み、明日に備えて早めに休むことにした。


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