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2017年7月29日土曜日

お呼ばれの日

今日はHjørringのまちに足を伸ばした。にしても、デンマーク語の発音は難しい。カタカナ表記ではイエリングとなるのだが、おそらく「いえりんぐ!」と言っても、伝わらない可能性が高い。実際、オールボーから列車で40分ほど北に向かっていったのの、到着駅のアナウンスでは、まちの名前を知っていたからわかったものの、デンマーク語に慣れていない人にとっては、耳だけではピンと来ない人も多いのではなかろうか。

このまちに、4月のお花見会で出会った日本人のご家族がお住まいである。お花見会では女子会の開催が約束されたこと、またお花見会の直後に私が一時帰国したこともあって、その後は妻が何かとお世話になってきた。ここでもFacebookが効果的に使われていたようだった。そして、お花見会の後、私が一時帰国しているあいだに、Hjørringでのホームパーティーが開催されたのであった。

オールボーから北に行ったのは初めてだった。あいにく、家から駅までは雨が降っていたものの、Hjørringのまちでは傘が不要だった。メインストリートの横にあるご自宅では、落ち着いたまちの雰囲気を味わうことができた。お招きをいただいたのは私たちを含めて3組で、工夫を凝らした複数のサラダ、そして生のお魚からチキンのグリル料理まで、特にご主人の創意工夫により、腕をふるったお食事に舌鼓を打った。

お邪魔したお宅にも2人のお子さんがいらっしゃる上、お招きいただいた3組のうち1組にもお子さんがいらっしゃったので、こどもたちが共に遊ぶ様子を間近に見ることになった。そして私もまた、ささやかながら、3人のエネルギーを受けとめる役を担った。例えば、鮫のぬいぐるみを持って何度も全力で向かってきたのだが、日々、こうしたこどもたちに向き合っている方々に対して、心底敬意を表さねば、と思うほどだった。帰り際、こどもたちも含め、ご家族で駅まで見送りにきてくれたのだが、少しだけさみしそうで、そして出発した列車を追いかけて走ってくれた姿に、また会おうね、と声なき声を重ねてみた。


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