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2017年7月3日月曜日

刈り取られる

 今日もまた、自宅で原稿を書いていると、午前中に草刈り車がやってきた。前回の草刈りが6月23日だったことを思うと、ペースが早い気がしている。とはいえ、今日の朝には、また芝生に花が覗かせているな、と感じたところだった。昨日ほどではないが晴れ間を覗くことができた今日は、青い空と緑の木々と対比される中、黄色や白の花が夏の風情を感じさせてくれていた。

 ただ、既にバカンスのシーズンに入ったため、草刈りのタイミングも早まったのかもしれない。前回ほど伸びてはいなかった中で刈り込みに来たことを思うと、そんな推論も浮かぶ。以前聞いた話だが、デンマークでは締め切りから考えるよりも、締め切りを定めつつ、最大限の努力を重ねる傾向にある、とのことである。逆に言えば、当初の予定で仕上げられないとしても、できるまできちんとする、ということにもなる。

 昨日から詰めている原稿がなかなか進まない。社会科学の論文ゆえに、結論を明快に示すだけでなく、事例を丁寧にまとめることに労を取る。もちろん、長く書けばよいというわけではない。考察する際の素材として、論理的かつ具体的に述べていく必要がある。

 ちょうど昨日が締め切りとされていた論文の査読を終えたところでもあり、自ずと、自らの筆致にも注意が深くなる。これまでどっぷりと実践に浸ってきてしまったことへの内省も進む。やらずに批判するのは自己の正当化になるし、できないことがわかっていなあら美辞麗句だけを並べるのでは他者への欺瞞となる。原稿を書きながら、東京都議会議員選挙の結果に対して意見する人々のタイムラインを垣間見ながら、「じゃあ、選挙の前にして、選挙に行くようにしようよ」と感じてしまった。


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